Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録D サンプルプログラム> D.3 実行手順(Windows(R))> D.3.1 静的インタフェース

D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)

<作成/サーバ>

 サーバアプリケーションの作成手順として、Microsoft(R) Visual C++(R) .NET Standardを使用したときの実行例を以下に示します。

  1. スケルトンの作成

     コマンドプロンプトを起動し、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、IDLコンパイルを実行して、スケルトンを作成します。

     IDLc simple.idl


  2. サーバアプリケーションのビルド

     エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual C++(R)を起動し、以下の手順でビルドします。

    1. 起動されたVisual C++(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択して、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。
       
    2. Visual C++(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してサーバアプリケーションを作成します。
      ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
       

<作成/クライアント>

 クライアントアプリケーションの作成手順として、Microsoft(R) Visual C++(R) .NET Standardを使用したときの実行例を以下に示します。

  1. スタブの作成

     コマンドプロンプトにおいて、上記で作成したサーバアプリケーションに対応したクライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、IDLコンパイラを実行してスタブを作成します。

     IDLc simple.idl


  2. クライアントアプリケーションのビルド

     エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual C++(R)を起動します。

    1. 起動されたVisual C++(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択して、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。
       
    2. 起動されたVisual C++(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してクライアントアプリケーションを作成します。
      ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
       

<実行>

 作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。

  1. サーバアプリケーションの登録

     コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。

     register.bat


  2. サーバアプリケーションの起動

     exec-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを起動します。

     start exec-SV.bat


  3. クライアントアプリケーションの起動

     コマンドプロンプトにおいて、クライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、クライアントアプリケーションを起動し、出力結果を確認します。入力を求められた場合、値を入力します。

     exec-CL.bat


  4. サーバアプリケーションの終了

     コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、stop-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを停止します。

     stop-SV.bat


  5. サーバアプリケーションの登録削除

     unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。

     unregister.bat



 各種データ型のサーバアプリケーションは、ワークユニット上で動作させることも可能です。
 サーバアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合、“サーバアプリケーションの起動”においてexec-SV.batを使用せず、以下を実行します。

  1. ワークユニット定義の修正

     simple.wuの以下の項目をインストール環境に合わせます。
     
      [Control Option]
       Path: インストールフォルダを修正します。
       Current Directory: カレントフォルダとして使用するフォルダ名に修正します。

  2. ワークユニット定義の登録

     isaddwudefコマンドを実行して、ワークユニット定義を登録します。

     isaddwudef simple.wu


  3. ワークユニットの起動

     isstartwuコマンドを実行して、ワークユニットを起動します。

     isstartwu ODSAMPLE


 また、“サーバアプリケーションの終了”においてstop-SV.batを使用せず、以下を実行します。

  1. ワークユニットの停止

     isstopwuコマンドを実行して、ワークユニットを停止します。

     isstopwu ODSAMPLE


  2. ワークユニット定義の削除

     isdelwudefコマンドを実行して、ワークユニット定義を削除します。

     isdelwudef ODSAMPLE



 exception のサンプルプログラムを実行すると、以下のようなメッセージが出力されますが、これはサンプルプログラムの出力であり、システムや内部で異常が発生したことによるものではありません。

 ret = [10]
 env_check: invoke ODsample_exceptest_getinfo(20) fails
 exception-id = IDL:ODsample/exceptest/NOT_FOUND:1.0
 :Detail [20] Count [3]


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