Interstage Application Server ebXML Message Service ユーザーズガイド
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第5章 保守> 5.2 運用中の異常からの再開手段

5.2.3 メッセージ受信時にエラーが発生した場合

 ebMSが他サーバからebXMLメッセージを受信する時にエラーが発生する場合があります。たとえば以下のような場合にエラーが発生します。

 上記のような受信時エラーが発生した場合、ebMSは受信時エラーが発生したことをイベントログ(Solarisの場合はシステムログ)に出力します。その内容からエラーの原因を取り除いてください。なお、受信時にエラーになったメッセージは通常破棄されますが、ebMS環境定義のMANAGERセクションのrecverrorキーワードを定義することで、定義したイベントチャネルに格納されます。ebMS環境定義の詳細については、“3.1.3.1 ebMS環境定義の作成”を参照してください。

受信時エラーとなったメッセーの格納形式

 ebMSはebXMLメッセージ受信時にエラーが発生した場合、ebMS環境定義のMANAGERセクションのrecverrorキーワードに指定したイベントチャネルにエラーとなったebXMLメッセージのヘッダ情報をテキストで保存します。ここで保存したebXMLメッセージのヘッダ情報は、原因調査に利用することができます。

 以下に、エラーとなったebXMLメッセージのヘッダ情報とイベントデータのマッピングを示します。

[インターフェイスとデータ型]

インターフェイス

格納部

データ型

JMS

Body

BytesMessage

Notification C/C++/Java

Event Body
(Remaining Body)

octed型の配列(シーケンス型)


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