Interstage Application Server ebXML Message Service ユーザーズガイド |
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第3章 環境作成 | > 3.2 関連機能の動作環境 |
ebMSで使用するためのイベントサービスの環境設定について説明します。
ebMSでは、イベントサービスの以下の機能を使用します。
以下にユニットの作成についての注意点と、イベントチャネルの作成についての注意点を示します。イベントサービスの運用形態と手順についての詳細は、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。
ユニットの作成について説明します。
アプリケーションがイベントチャネルにイベントデータを格納することによって、ebMSを使用したメッセージ送信を行うことができます。ebMSでは、信頼性の高いメッセージ交換を実現するため、イベントデータや送信情報等を不揮発化運用のイベントチャネルを利用して不揮発化します。そのためユニットを作成します。ユニットの作成はesmkunitコマンドを使用します。esmkunitコマンドの-ufオプションでユニット定義ファイルを指定すると、定義ファイルの内容に応じたユニットを生成することができます。-ufオプションを指定しない場合は、以下のディレクトリに格納されているdef拡張子を持つファイルを使用してユニットが生成されます。
イベントサービスのインストールディレクトリ\etc\def
イベントサービスのインストールディレクトリ/etc/def
ユニットの作成例を以下に示します。
---------------------------------------------------------------------------------- esmkunit -uf esunit.def ----------------------------------------------------------------------------------
以下にebMSで使用するユニットを作成する際に考慮が必要なユニットの環境設定項目のパラメタを示します。その他のパラメタについては使用する環境に応じた適切な値を設定してください。
設定項目 |
設定値 |
備考 |
syssize |
[送信側] [受信側] |
*1 当該ユニットで使用するConversationIdの数×16Kバイト+当該ユニットに滞留するイベントの数×[(イベント長+800バイト)] *2 当該ユニットで使用するConversationIdの数×16Kバイト+当該ユニットに滞留するイベントの数×16Kバイト |
sysqnum |
“1”をユーザの見積り値に加えます。 |
なし |
ユニット定義ファイルの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“esmkunit”を参照してください。
ユニットはできるだけ ebMSおよび、ebMSデータを使用するアプリケーションの専用にしてください。MessageQueueDirectorのイベントチャネル連携サービス、MQ連携サービスと同一ユニットでebMSを運用することは避けてください。
ebMSではイベントチャネルを使用します。以下にイベントチャネルを作成および設定する時のオプションを説明します。esmkchnl, essetcnfchnlコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
オプション |
設定値 |
-notify |
なし |
-persist |
all |
-tran |
なし |
-ptp |
なし |
-g |
任意 |
-c |
任意 |
オプション |
設定値 |
-g |
任意 |
-s |
-type mixed |
上記以外のオプションについては任意の値を設定してください。
イベントチャネルの作成例を以下に示します。
---------------------------------------------------------------------------------- esmkchnl -g EBCHNLS -c CHANNEL001 -notify -persist all -tran -ptp essetcnfchnl -g EBCHNLS -s -type mixed ----------------------------------------------------------------------------------
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