Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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付録F DBミラーリングシステムの状態遷移

F.2 運用パターンから見た状態遷移

DBミラーリングシステムの運用には以下の状態遷移があります。

■運用開

dxsvstartコマンドの -cオプションを投入してDBミラーリングサービスを開始した場合、投入したノードが切替え中状態から正系状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

dxsvstartコマンドの -cオプションを投入した後、もう一方のノードにdxsvstartコマンドの -rオプションを投入します。コマンドを投入されたノードでは切替え中状態から副系状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

■通常停

利用者が正系ノードにdxsvstopコマンドを投入した場合、データベースの等価性を保証した後に両ノードを切替え中状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

■フェイルオーバ事

DBミラーリングシステムが正系ノードに異常を検出した場合、正系をオフライン状態にした後、副系を昇格正系に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

■副系組込

ノード切替えが発生した後、旧正系ノードを副系ノードとして組込みを行います。このとき、副系ノードは切替え中状態から副系状態へ、正系ノードは昇格正系から正系ノードへ状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。

■保守停

利用者が副系ノードにdxsvstopコマンドの -mオプションあるいはdxsvstopコマンドの -rオプションを投入した場合、副系が切替え中状態に状態遷移します。以下に状態遷移の例を示します。


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