Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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付録B BC管理DBの運用

B.1 BC管理DBの構成

BC管理DBの構成を説明します。

BC管理DBをセットアップすると、RDBシステムごとに以下の構成でデータベースが定義されます。これらの資源名(DSI名など)を利用して、データベースとしての運用設計をしてください。

BC管理DBの構成の概要図を以下に示します。

[図:BC管理DBの構成概要]

■BC管理DBの資源

BC管理DBのセットアップで定義される資源名を説明します。

[表:データベース名とスキーマ名]

種別

定義名

備考

データベース名

BC構成パラメタファイルのBCMNDBパラメタに指定した文字列

省略不可

スキーマ名

BC_SCH

名前は固定

[表:表名とDSO名]

情報名

実表名

DSO名

格納構造

備考

資源対応関係管理情報

BC_TL_CODE

BC_DSO_TL_CODE

SEQUENTIAL

名前は固定

インデックス

BC_DSO_IX_CODE_MAIN

BTREE

インデックス

BC_DSO_IX_CODE_SUB

BTREE

メッセージ連携管理情報

BC_TL_POINT

BC_DSO_TL_POINT

SEQUENTIAL

インデックス

BC_DSO_IX_POINT_MAIN

BTREE

インデックス

BC_DSO_IX_POINT_SUB

BTREE

反映状態管理情報

BC_TL_RESTART

BC_DSO_TL_RESTART

SEQUENTIAL

インデックス

BC_DSO_IX_RESTART

BTREE

RERUNログ抽出ファイル管理情報

BC_TL_CYCLE

BC_DSO_TL_CYCLE

SEQUENTIAL

インデックス

BC_DSO_IX_CYCLE

BTREE

[表:BC管理DBの構成]

情報名

インデックスのDSO名

意味

構成列

資源対応関係管理情報

BC_DSO_IX_CODE_MAIN

主キー(UNIQUE)

OTHER_CODE,OTHER_DB_CODE,RLP_CODE,KIND

BC_DSO_IX_CODE_SUB

2次キー(UNIQUE)

OWN_CODE,OWN_DB_CODE,RLP_CODE,KIND

メッセージ連携管理情報

BC_DSO_IX_POINT_MAIN

主キー(UNIQUE)

POINT_NAME,POINT_KIND, RLP_CODE

BC_DSO_IX_POINT_SUB

2次キー(UNIQUE)

POINT_CODE,POINT_SUB_CODE,RLP_CODE

反映状態管理情報

BC_DSO_IX_RESTART

主キー(UNIQUE)

DSI_CODE,DB_CODE,KIND,RLP_CODE

RERUNログ抽出ファイル管理情報

BC_DSO_IX_CYCLE

主キー(UNIQUE)

RLP_CODE,KIND

BC管理DBはシステムがアクセスするため、詳細な表のレイアウトは意識する必要はありません。表・インデックスのDSI構成を元に運用を行ってください。
レイアウトの詳細を確認する場合は、Symfoware Serverのrdbprtコマンドで確認することができます。

[表:DSI名とデータベーススペース名]

情報名

DSI名
(上段=表、中段および下段=インデックス)

DSI分割値

格納構造/ページ長

データベーススペース名

資源対応関係管理情報

BC_DSI_RLPのID_TL_CODE

RLPのID

SEQUENTIAL/32K

BC_DBSP_RLPのID(注1)

BC_DSI_RLPのID_IX_CODE_MAIN

BTREE/16K(注2)

BC_DSI_RLPのID_IX_CODE_SUB

BTREE/16K(注2)

メッセージ連携管理情報

BC_DSI_RLPのID_TL_POINT

SEQUENTIAL/32K

BC_DSI_RLPのID_IX_POINT_MAIN

BTREE/16K(注2)

BC_DSI_RLPのID_IX_POINT_SUB

BTREE/16K(注2)

反映状態管理情報

BC_DSI_RLPのID_TL_RESTART

SEQUENTIAL/32K

BC_DSI_RLPのID_IX_RESTART

BTREE/16K(注2)

RERUNログ抽出ファイル管理情報

BC_DSI_RLPのID_TL_CYCLE

SEQUENTIAL/32K

BC_DSI_RLPのID_IX_CYCLE

BTREE/16K(注2)


RLPのID:rdbbcrlpコマンドで確認したRLPのID

注1)rdbbcmndbコマンドで定義文を生成したときのデータベーススペース名です。両ノードのデータベーススペース構成は一致させるため、rdbbcmndbコマンドで作成した定義文は、データベーススペースに関してもそのまま利用してください。

注2)BTREE構造のページ長はindex部とbase部共通です。

■RLPのIDの確認方

BC管理DBの運用において、対象DSIはRLPのIDを確認することでRLPやロググループに関係するDSIを特定します。DCUを構成する2つのRLPのうち、該当するRLP名を特定してからRLPのIDを特定してください。
RLPのIDの確認は、rdbbcdcuコマンドで行います。

rdbbcdcuコマンドの表示例を以下に説明します。

表示例

rdbbcdcuコマンドにて、DCU構成を確認し、DCUの2つのRLPを確認します。
$ rdbbcdcu -V -b
LogGroup             : system
RLCbuffNum           : 128
RLCbuffSize          : 2k
RLCnum               : 10
RLCsize              : 10240k
RLPid  RLPname   Kind       OnMode   OnStat   RLPstat 
    1  rlp001    origin     capture  online   normal   
    2  rlp002    duplicate  -        standby  normal   

 InhCause   ConStat     DisConCause 
 -          connection  -
 -          -           -

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