Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
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第2章 業務構成要素の設計 | > 2.5 バッチサーバ環境の設計 | > 2.5.3 バッチ受付サービスの設計 |
ジョブログスプールとは、ジョブの実行結果(ジョブログ)を格納するスプールです。
ジョブログスプールは、バッチサーバ内に1つ必要です。
ジョブログスプールの設計要素には以下があります。
ジョブログスプールを格納する、ディレクトリを決定します。
ジョブログスプールは、ジョブスプールで設計した“ジョブスプールの投入可能ジョブ数”、およびバッチ業務で実行する各ジョブが出力するジョブの実行結果(ジョブログ)の出力量に従って、必要なディスク容量が変わります。
したがって、ジョブログスプールを格納する場所は、必要なディスク容量の見積もりを行い、十分に空きのあるファイルシステムにしてください。
また、他の用途で使用するファイルシステムに、ジョブログスプールを配置しないでください。他の要因によりディスク容量を圧迫される可能性があります。
ジョブログがジョブログスプールに出力できない場合には、ルートディレクトリ配下の固定の場所にジョブログが格納されます。
したがって、ジョブログスプールの格納場所は、ルートディレクトリのファイルシステムには配置しないでください。
バッチ業務の運用を安定稼働したい場合には、ジョブログスプールは専用のファイルシステムに作成することを推奨します。
使用するディスクに関しても、高信頼、高性能なディスクを選択したり、RAID構成にしたりすることによって、バッチ業務の運用をより安定させることができます。
以下に当てはまるディレクトリにはジョブログスプールを格納することはできません。
- / ディレクトリ
- /var/spool 配下のディレクトリ
- /ijeslog 配下のディレクトリ
- 絶対パスで500バイトを超える
- ジョブスプールの格納場所配下のディレクトリ
ジョブログスプールのディスク容量の見積もりについては、“ジョブログスプールのディスク容量見積もり”を参照してください。
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