Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド |
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第2章 ジョブの設計 | > 2.1 設計に必要な知識 | > 2.1.4 バッチアプリケーションの構成 | > 2.1.4.1 COBOLアプリケーションの構成 |
NetCOBOLの注意事項のほかに、バッチ実行基盤で実行するCOBOLアプリケーションを開発する場合は、以下の注意事項を踏まえたうえで設計を行います。
NetCOBOLの注意事項については、NetCOBOLのマニュアルを参照してください。
バッチアプリケーション内で、子プロセスの生成、監視などのプロセスに関する操作を行わないでください。
プロセスの操作を行った場合、ジョブの動作は保証しません。
バッチアプリケーション内で、スレッドの生成、監視などのスレッドに関する操作を行わないでください。
スレッドに関する操作を行った場合、ジョブの動作は保証しません。
バッチアプリケーションからシグナルに関する処理を行わないでください。
シグナルに関する操作を行った場合、ジョブの動作は保証しません。
バッチアプリケーションからDISPLAY文などを使用して標準出力(stdout)/標準エラー出力(stderr)に大量データを出力しないでください。標準出力/標準エラー出力へ出力できるデータの量は、以下に示す上限があるため、上限を超えて出力した分のデータは、切り捨てられます。
標準出力/標準エラー出力 あわせて1ジョブあたり2メガバイト |
ただし、標準出力/標準エラー出力には、バッチ実行基盤からジョブの実行に関するデータを出力するため、実際にバッチアプリケーションから標準出力/標準エラー出力に出力できるデータ量は、上記の上限以下となります。
また、バッチアプリケーション間で、標準出力/標準エラー出力を利用したデータの引継ぎはできません。
上限を超えて出力した分のデータは切り捨てられます。すべてのデータ出力は保障されないため、バッチアプリケーションから、標準出力/標準エラー出力に業務データ等の重要なデータを出力しないでください。
バッチ実行基盤では、バッチアプリケーションが使用する業務用データベースのトランザクション制御を行いません。バッチアプリケーション内でトランザクション制御を行ってください。
バッチ実行基盤では、バッチアプリケーションでのIPC資源の利用を管理しないため、プロセスダウン等が発生した場合、IPC資源が回収されません。
バッチアプリケーション内で、標準出力/標準エラー出力にプロンプトを出力して入力要求を求めるような処理はできません。
“FROM指定に機能名CONSOLEに対応付けた呼び名を指定したACCEPT文”で、Systemwalker Centric Managerのコンソールからデータを入力するCOBOLアプリケーションを実行する場合には、データを入力するまで、ジョブは中断します。
バッチ受付サービス、バッチ実行サービス、バッチワークユニット、バッチアプリケーション、引継ぎファイルなどで扱うデータのコード体系は、すべて同じコード体系に統一してください。
文字コードの設計については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“文字コードの設計”を参照してください。
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