ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.2 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第6章 テープマネージャーのインストール | > 6.3 必要資源 |
本ソフトウェアを以下の運用で動作させる場合には、各ディレクトリにはインストールに必要な「静的ディスク資源」に加えて以下のディスク容量が必要です。空き容量が足りない場合は、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
以下に示すディスク容量には、同じマシンにインストールを行うAdvancedCopy Managerのエージェントまたはマネージャーのディスク容量を含んでいません。別途見積もりを行ってください。
[表: 運用時に必要なディスク容量]
項番
ディレクトリ
ディスク所要量
(単位:バイト)運用内容
1
/$DIR2
((10K+3K×(a+1))×b)+(50K×c×2)
Symfowareバックアップ運用を行わない場合です。
算出された値を20MBの倍数で切り上げてください。((13K+3K×(a+1))×b)+(50K×c×3)
Symfowareバックアップ運用を行う場合です。
算出された値を20MBの倍数で切り上げてください。2
/$DIR2
30M
必ず必要です。
3
/$DIR3
256M
必ず必要です。
4
/$DIR4
(a+1)×b×700
Symfowareバックアップを行わない場合です。
算出された値を4MBの倍数で切り上げ、さらに1MBを加算します。これはTSMのデータベースをフォーマットするときの値としても利用します。今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。(a+1)×(b×2)×700
Symfowareバックアップを行う場合です。
算出された値を4MBの倍数で切り上げ、さらに1MBを加算します。これはTSMのデータベースをフォーマットするときの値としても利用します。今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。(p+1)×r×700
ファイル単位バックアップを行う場合です。
ファイル単位バックアップ以外の見積もりに、本値を合算してください。
算出された値を4MBの倍数で切り上げ、加算します。この値は、TSMデータベースをフォーマットするときにも利用します。
今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。(q+1)×s×700
NASバックアップを行う場合です。
NASバックアップ以外の見積もりに、本値を合算してください。
算出された値を4MBの倍数で切り上げ、加算します。この値は、TSMデータベースをフォーマットするときにも利用します。
今後のバックアップ運用変更を加味し、十分に余裕のある値を見積もってください。300M
NASディレクトリ単位/ファイル単位リストアを行う場合です。
NASバックアップ時、TSMではNASからTOC(目次情報)を取得します。その一時領域として、約300MB使用するため、事前に容量を確保する必要があります。512M
必ず必要です。
5
なし
(担当CM0を割り当てているRAIDグループの論理ユニット)×2つ
(担当CM1を割り当てているRAIDグループの論理ユニット)×2つ
合計4つ必要以下のディスクアレイ装置を使用する場合に必ず必要です。
- ETERNUS2000
- ETERNUS3000
- ETERNUS4000これはディスクアレイ装置へのI/Oを行うためのアクセスパスとして使用します。
論理ユニット×4つ
上記のディスクアレイ装置以外を使用する場合に必ず必要です。
これはディスクアレイ装置へのI/Oを行うためのアクセスパスとして使用します。
“$DIR2”は、AdvancedCopy Managerの、エージェントまたはマネージャーをインストールしたときに指定した環境設定ディレクトリ名です。
“$DIR3”は、AdvancedCopy Managerの、エージェントまたはマネージャーをインストールしたときに指定した可変データ格納ディレクトリ名です。
“$DIR4”は、ETERNUS SF TSMのデータベース格納ディレクトリ名です。通常は「/opt/tivoli/tsm/server/bin」を使用します。用途については、「TSMの設定(デーモンの自動起動設定前に行う設定)」を参照してください。
a:1つの業務ボリュームに対するバックアップ保存数です。世代管理のバックアップおよび日数管理のバックアップの保存数を合算してください。
b:テープバックアップを行う業務ボリューム数です。Symfowareバックアップ運用の場合は、データベーススペース数を合算した値です。
c:同時に実行するバックアップ、リストア、テープへのコピーの数を合算した値です。Symfowareバックアップ運用の場合、データベーススペース数を合算した値です。
p:ファイル単位バックアップ用に設定する保存世代数です。保存世代数は、ファイル単位バックアップのためのコピーグループの設定で指定します。
例) 保存世代数が10、ディレクトリおよびファイルの総数が1000の場合
(10+1)×1000×700=7700000≒8M
q:NASバックアップ用に設定する保存世代数です。保存世代数は、NASバックアップのためのコピーグループの設定で指定します。
例) 保存世代数が10、ディレクトリおよびファイルの総数が1000の場合
(10+1)×1000×700=7700000≒8M
r:テープバックアップを行うディレクトリ数とファイル数を合算した値です。
s:NASバックアップ機能を使用してバックアップを行うバックアップ対象テープバックアップで必要なディレクトリ数、またはファイル数です。
アクセスパスとして使用する論理ユニットはディスク容量ではなく、論理ユニット数を表しています。論理ユニットのサイズは問いませんが、テープサーバからVTOCラベルのパーティション(デバイス)として参照できる必要があります。
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