ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 -Linux-
目次 索引 前ページ次ページ

付録A バックアップ/リストアの前後処理

A.2 バックアップの前後処理

AdvancedCopy Managerでのバックアップは、基本的に業務ボリュームがアンマウントされた状態で処理を行う必要があります。

そのため、通常、前処理では、業務ボリューム名からそのボリュームのマウント状態を獲得し、次の処理を行います。

業務ボリュームの状態

前処理

マウントされている

業務ボリュームをアンマウントします。(注)

アンマウントされている

何も処理しません。


(注)ただし、都合によりどうしても業務ボリュームをアンマウントできない場合は、「業務ボリュームをアンマウントしたくない場合」を参照し、前処理のシェルスクリプトをカスタマイズしてください。

後処理は、前処理で行った処理によって何をするのかを判断します。

前処理

後処理

業務ボリュームをアンマウントした。

業務ボリュームをマウントし直します。

何も処理しなかった。

何も処理しません。

データベースとして使用している業務ボリュームのように、最初から業務ボリュームがマウントされていない場合は、前後処理ともに何も処理しません。

この他にも、特殊な前後処理が必要な場合は、シェルスクリプトに処理を追加する必要があります。

スクリプトをカスタマイズする場合、エラーコードは以下の規約に従ってください。

[表:エラーコードの規約]

エラーコード

用途

0-99

使用不可(AdvancedCopy Managerが予約)

100-255

使用可能

後処理に失敗した場合は、資源情報の整合性が不完全になっている可能性がありますので、資源整合コマンドを実施してください。

下へA.2.1 バックアップ実行時の前処理
下へA.2.2 バックアップ実行時の後処理

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2000-2008