ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 -Linux- |
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第10章 各種コマンド | > 10.4 レプリケーション管理のコマンド |
レプリケーション管理の保守系コマンドについて説明します。
システムダウンなどでレプリケーション管理情報の整合性が不完全となってしまった場合、整合性がとれるように復旧します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres [-r] [-p] [Storage管理サーバで実施する場合] /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -h Server-Name [-r] [-p] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを使用することはできません。 |
-r |
レプリケーション管理簿の更新操作を行う複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)、複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)が強制終了やシステムダウンなどにより不意に終了した場合や、レプリケーション管理簿が誤って削除されてしまった場合のような、レプリケーション管理簿の不正状態が発生した場合に指定します。 本オプションが指定された場合、以下のようなレプリケーション管理簿の再作成処理が実施されます。 Storage管理サーバのリポジトリ内にあるレプリケーション管理情報がStorageサーバにダウンロードされ、複製ボリューム情報が復元されます。 ディスクアレイ装置に問い合わせ処理を行なうことによって、同期処理の実行情報が復元されます。 |
-p |
未実施の後処理を実行しないことを指定します。複製作成コマンド(swsrpmake)のプロセスが強制終了、システムダウンなどにより不意に終了した場合に使用できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
資源整合を行います。
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres swsrprecoverres completed # |
次のような場合は資源整合処理ができません。
-rオプションを指定した場合に、Storage管理サーバとの通信に失敗したとき。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)、複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)の実行プロセスが強制終了した後の本コマンド実行時に-rオプションが指定されていなかったとき。
資源情報の整合性復旧は本コマンドを実施したStorageサーバに対してのみ行われます。サーバ間レプリケーションに関する処理の実行中に資源不整合が発生した場合は、処理を実行したStorageサーバおよび通信先となるStorageサーバの双方で本コマンドを実施する必要があります。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
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