PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.1 - for Linux - |
目次
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第4章 コマンド |
スーパーユーザ
/opt/FJSVclora/bin/clgetoralog [ -n RMSconfiguration ] [ -d output_directory ] [ -a ]
本コマンドは、Oracle のトラブル調査資料を採取します。PRIMECLUSTER 上で運用中の Oracle の設定情報、ログファイルを採取します。
採取した資料は、<hostname>_<日付>_clgetoralog.tar ファイルにまとめられます。
採取する情報
本コマンドで採取される情報は、pclsnapコマンドでも採取されます。
[ -n RMSconfiguration ]
RMSconfiguration には、採取する RMS 構成定義名を指定します。
RMS 構成定義名を指定した場合、本コマンドは、上記 [機能説明] で記載した資料や情報に加え、RMS 構成定義ファイル群も採取します。 RMS 動作中の場合は、以下のコマンドで RMS 構成定義名を確認することもできます。
# /opt/SMAW/bin/hvdisp -a | grep Configuration |
本オプションを省略した場合、本コマンドは、上記 [機能説明] で記載した資料や情報のみを採取します。
[ -d output_directory ]
採取資料を格納するディレクトリを指定します。
ディレクトリを指定した場合、本コマンドは、採取した資料や情報をまとめた <hostname>_<日付>_clgetoralog.tar ファイルを、そのディレクトリに格納します。 指定したディレクトリが存在しない場合、自動的に作成します。
本オプションを省略した場合、本コマンドは、採取資料をまとめた <hostname>_<日付>_clgetoralog.tar ファイルを、デフォルトディレクトリ(/var/tmp/ 配下)に格納します。
[ -a ]
本オプションを指定した場合、本コマンドは、上記 [機能説明] で記載した資料や情報に加え、以下の情報も採取します。
・現在有効となっている RMS 構成定義ファイル群
-n オプションも指定された場合はその RMS 構成定義ファイル群
・RMS ログファイル群(/var/opt/reliant/log/*)
・RMS 環境変数定義ファイル(/usr/opt/reliant/bin/hvenv.local)
・/var/log/messages*(全世代)
・/etc/hosts
・/etc/passwd
・/etc/services
・/etc/fstab
本オプションを省略した場合、本コマンドは、上記 [機能説明] で記載した資料や情報のみを採取します。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
clgetoralog は初期化パラメタファイル($ORACLE_HOME/dbs/init<SID>.ora)の background_dump_dest または、$ORACLE_BASE/admin/<SID>/bdump/*.log からOracle アラートログを採取しますが、サーバパラメタファイルを使用している場合や初期化パラメタファイル内に background_dump_dest の定義がない場合 Oracle アラートログが採取できません。/opt/FJSVclora/etc/clgetoralog.conf にアラートログをフルパスで定義することで、アラートログを採取することができます。以下に/opt/FJSVclora/etc/clgetoralog.conf の定義例を示します:
COLLECTOBJ=/oracle/admin/orclsid/bdump/alert_orclsid.log |
アラートログの格納場所は、初期化パラメタファイル(init<SID>.ora)やサーバパラメタファイル(spfile<SID>.ora)の background_dump_dest に定義されています。
"COLLECTOBJ=" を行の先頭から記載し、"="の後にフルパスでファイル名を記載してください。
パスの途中にワイルドカード "*" を使用できません。
COLLECTOBJ=/oracle/admin/orclsid/bdump/*.trc[OK] |
ワイルドカードを使用した結果採取資料が多くなった場合、採取されない場合があります。
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