PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.1 - for Linux - |
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第2章 環境設定 | > 2.7 Oracle RAC 10g の場合 |
RMS Configuration Wizard を使用して、Oracle サービスのリソースを登録します。登録を行う前に既に、Oracle10g の サービスとして構成されている必要があります。Oracle10g の crs_stat コマンドにて表示されるリソースのうち、ora.*.srv リソースが対象になります。 リソースはノードごとに分けて登録します。
以下に例を示します。
% crs_stat -t |
この構成の場合、host1 に含まれる "ora*.ac1.srv" と host2 に含まれる"ora*.ac2.srv" を別々のリソースとして登録します。
PersistentFault の設定
PersistentFault は、リソース故障(Faulted)が発生した際に、RMS の再起動後も状態(Faulted)を維持するための設定です。故障箇所を特定し、修復が完了したのを確認した後に、手動で userApplication を起動することを想定しています。例えば、故障が発生した場合に、サーバがリブートされた後でもどの userApplication が故障したのかわかります。AutoStartup が設定されている場合でも userApplication の起動は行われず、自動起動により、再度故障が発生するのをふせぎます。
Oracle RAC 10g 環境では、CRS により Oracle リソースの自動起動が行われます。RMS のリソース状態と、CRS のリソース状態を一致させるには、PersistentFalut の設定を “0” にしてください。この場合故障の際には、syslog や各種ログファイルなどから原因を特定します。
PersistentFault の設定
PersistentFault は、リソース故障(Faulted)が発生した際に、RMS の再起動後も状態(Faulted)を維持するための設定です。故障箇所を特定し、修復が完了したのを確認した後に、手動で userApplication を起動することを想定しています。例えば、故障が発生した場合に、サーバがリブートされた後でもどの userApplication が故障したのかわかります。AutoStartup が設定されている場合でも userApplication の起動は行われず、自動起動により、再度故障が発生するのをふせぎます。
Oracle RAC 10g 環境では、CRS により Oracle リソースの自動起動が行われます。RMS のリソース状態と、CRS のリソース状態を一致させるには、PersistentFalut の設定を “0” にしてください。この場合故障の際には、syslog や各種ログファイルなどから原因を特定します。
AdditionalOracle10gServiceに設定された Oracle RAC 10gのリソース名を元に、RMS上の Wizard for Oracleのリソース名は以下のように生成されます。
OracleUser
Oracle をインストールしたユーザ
ScriptTimeout
Oracle サービスリソースの起動処理のタイムアウト時間
デフォルト 900s (300s - 86400s)
Flags
フラグ設定値。以下のリソース属性を設定することができます
これらのフラグに関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「13 付録−属性」 を参照してください。
PreOnlineScript
オンライン処理の前に実行されるスクリプト
PostOnlineScript
オンライン処理の後に実行されるスクリプト
PreOfflineScript
オフライン処理の前に実行されるスクリプト
PostOfflineScript
オフライン処理の後に実行されるスクリプト
FaultScript
Fault 発生時に実行されるスクリプト
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