ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 - - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -
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付録C レプリケーションの前後処理> C.2 レプリケーションの前後処理

C.2.6 ドライブ文字マップファイル

複写先ボリュームがLogical Unit(ディスク)の場合、複写先の後処理で、Logical Unit(ディスク)に含まれるパーティションに、特定のドライブ文字またはマウントポイントを割り当てることができます。複写先の後処理で、ドライブ文字またはマウントポイントを割り当てる場合は、ドライブ文字マップファイルの設定を行ってください。

マウントポイントの割り当て処理は、次のように行われます。

  1. 複写先のLogical Unit(ディスク)に含まれるパーティションに、ドライブ文字またはマウントポイントが割り当て可能な状態であるか確認します。

    複写直後は、Logical Unit(ディスク)に含まれるパーティションがOSに認識され、ドライブ文字またはマウントポイントの割り当てが行える状態になるまで時間がかかります。
    ここでは、割り当て可能な状態であるか確認し、一定間隔待った後、再度確認します。
    この確認を割り当て可能な状態になるまで繰り返します。

  2. ドライブ文字マップファイルに従い、ドライブ文字またはマウントポイントの割り当てを行います。

以下の場合は、AdvancedCopy Managerによるドライブ文字またはマウントポイントの割り当てを行いません。

ドライブ文字マップファイルの記述内容に不備がある場合(ドライブ文字が使用中である、マウントポイントに指定したディレクトリが不正であるなど)は処理を中断します。

C.2.6.1 ドライブ文字マップファイルの作成 

ドライブ文字マップファイルは、以下のファイル名で複写先ボリュームが存在するサーバ上に作成してください。

ファイル名

[クラスタ運用でない場合]

環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\DRVMAP.INI

[クラスタ運用の場合]

<共用ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\repl\data\DRVMAP.INI


ドライブ文字マップファイルの作成方法を以下に示します。

  1. ドライブ文字マップファイル内に、対象となる複写先ボリュームのセクションを作成します。

  2. セクション内に対象とするパーティションのパーティション番号をキーとして、割り当てるドライブ文字またはマウントポイントとするディレクトリ名を設定します。

ドライブ文字マップファイルの設定例を以下に示します。

[g1d1]

p1=D:

p2=C:\mnt

[g1d2]

p1=E:

■ドライブ文字マップファイルの設定項目

キー

説明

p?

(?にパーティション番号を指定する)

割り当てるドライブ文字またはマウントポイントとするディレクトリ名を指定します。

MountableCheckCount

複写先のLogical Unit(ディスク)に含まれるパーティションに、ドライブ文字またはマウントポイントの割り当てが可能な状態であるか確認するときに、リトライ回数を指定します。

指定可能な数値は、1から10000までです。

省略時のデフォルト値は120です。

リトライ回数を超えても割り当てが不可能な状態だった場合は、処理を中断します。

MountableCheckInterval

複写先のLogical Unit(ディスク)に含まれるパーティションに、ドライブ文字またはマウントポイントの割り当てが可能な状態であるか確認するときに、リトライ間隔(ミリ秒単位)を指定します。

指定可能な数値は、1から600000(10分)までです。

省略時のデフォルト値は500(0.5秒)です。


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