ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 - - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 - |
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第9章 Exchangeデータベースのバックアップとリストア | > 9.5 リストアの実行 |
リストアを行う前に以下の作業を行う必要があります。
ストレージグループのディスマウント(同期型リストアを行う場合またはExchange Server 2007の場合)
物理ディスクに対するリソース監視の停止
EC/RECセッションの停止(同期型バックアップの場合のみ)
QuickOPCセッションの停止(差分スナップショット型バックアップの場合のみ)
リストア同期処理の開始および等価性維持状態の待ち合わせ(同期型リストアを行う場合のみ)
Exchange 2003、Exchange 2007で必要となるリストア前の作業は以下の通りです。
作業 |
リストア方式 |
|
---|---|---|
OPC |
EC/REC |
|
ストレージグループのディスマウント(9.5.1.1) |
不要 |
必要 |
物理ディスクに対するリソース監視の停止(9.5.1.2) |
必要 |
必要 |
EC/RECセッションの停止(9.5.1.3) |
同期型バックアップの場合のみ必要 |
同期型バックアップの場合のみ必要 |
QuickOPCセッションの停止(9.5.1.4) |
差分スナップショット型バックアップの場合のみ必要 |
差分スナップショット型バックアップの場合のみ必要 |
リストア同期処理の開始および等価性維持状態の待ち合わせ(9.5.1.5) |
不要 |
必要 |
作業 |
リストア方式 |
|
---|---|---|
OPC |
EC/REC |
|
ストレージグループのディスマウント(9.5.1.1) |
必要 |
未サポート |
物理ディスクに対するリソース監視の停止(9.5.1.2) |
必要 |
未サポート |
EC/RECセッションの停止(9.5.1.3) |
同期型バックアップの場合のみ必要 |
未サポート |
QuickOPCセッションの停止(9.5.1.4) |
差分スナップショット型バックアップの場合のみ必要 |
未サポート |
リストア同期処理の開始および等価性維持状態の待ち合わせ(9.5.1.5) |
不要 |
未サポート |
Exchange Server 2007の場合は、Exchange 管理コンソールを使用して、リストア対象ストレージグループ内のすべてのストアに対して、[復元時はこのデータベースを上書きする]オプションを指定します。
同期型リストアを行う場合またはExchange Server 2007の場合は、Exchange システムマネージャ/Exchange 管理コンソールを使用して、リストア対象ストレージグループ内のすべてのストアをディスマウントします。ディスマウント後はExchange システムマネージャ/Exchange 管理コンソールを閉じてください。
リストア先となる業務ボリュームはMSCSの共用ボリュームであるため、リストアを実行する前に対象物理ディスクに対するリソース監視を停止する必要があります。リソース監視を停止せずにリストアを実行した場合、クラスタグループがフェイルオーバします。
リソース監視の停止対象ディスクはリストア方式により異なります。詳細については、「リストア実行」を参照してください。
Point-in-Timeリストアを行う場合は、ストレージグループ(*.edb、*.stm、*.log、*.chk)が配置されているすべての物理ディスクリソースが対象となります。
ロールフォワードリストアを行う場合は、データベースファイル(*.edb、*.stm)が配置されている物理ディスクリソースだけが対象となります。
ロールフォワードリストアの場合、ストレージグループが配置されているすべての物理ディスクリソースに対してリソース監視の停止を行っても問題はありません。
clusterコマンドでリソースを保守モードに変更することにより、リソース監視の停止を実行します。
実行例:物理ディスクリソース「Disk J:」を保守モードに変更する場合
C:\>cluster ExampleCluster res "Disk J:" /maint:on リソース 'Disk J:' のために保守モードを設定しています。 リソース グループ ノード 状態 -------------------- -------------------- --------------- ------ Disk J: GRP1 NODE1 オンライン(保守) C:\> |
同期型バックアップの場合、リストアを実行する前に業務ディスクに設定されているEC/RECセッションをすべてExchange VSS同期処理コマンド(swsrpvsssync_exchange)で解除する必要があります。業務ディスクに設定されているEC/RECセッションは、Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)で確認できます。
業務ディスクに、EC/RECによるコピー中、等価性維持状態およびサスペンド中のいずれかのバックアップディスクが存在する場合、リストアは実行できません。
差分スナップショット型バックアップの場合、リストアを実行する前に業務ディスクに設定されているQuickOPCセッションをすべてExchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)で解除する必要があります。業務ディスクに設定されているQuickOPCセッションは、Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)で確認できます。
業務ディスクに、QuickOPC中のバックアップディスクが存在する場合、リストアは実行できません。
物理コピー実行中のQuickOPCを解除する場合、あらかじめシャドウコピーを削除する必要があります。
リストア対象ボリュームに対してリストア同期処理を開始した場合、同期処理が等価性維持状態になるまで待ち合わせを行います。
複製作成コマンド(swsrpstartsync)でリストア同期処理の開始します。
Exchange運用状況表示コマンド(swsrpstat_exchange)または運用状況表示コマンド(swsrpstat)で、同期処理が等価性維持状態になるまで待ち合わせます。
リストア方式によってリストア同期処理の対象ボリュームが異なります。
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