Interstage Application Server チューニングガイド

G.5 リポジトリサーバ、認証サーバ、業務サーバを高速に運用する場合のチューニング

　リポジトリサーバ、認証サーバ、業務サーバを高速に運用する場合は、以下に示す変数と値をシステムの環境変数に設定してください。

• 高速化を設定した場合、保守情報は採取されません。
• 環境構築時には高速化しないことを推奨します。

設定方法

以下の変数と値をシステムの環境変数に設定します。

変数	値	説明
FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE	0	リポジトリサーバを高速化します。
	1	認証サーバを高速化します。
	2	業務サーバを高速化します。

• 値はカンマ（","）で区切ることにより"0"〜"2"の数字を組み合わせる事ができます。
• 値は空白文字（ブランク、タブ）を指定せずに必ず左詰めで指定してください。
• 環境変数を設定しただけでは高速化することはできません。環境変数を設定した後、必ず、リポジトリサーバ、認証サーバ、業務サーバを起動（動作中の場合は再起動）してください。

• 環境変数（FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE）はリポジトリサーバ、認証サーバ、業務サーバを運用しているシステムにて設定してください。
• 環境変数（FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE）の値に"0"、"1"、"2"以外を設定した場合、値は無視さます。
• 環境変数（FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE）の値の区切り文字にカンマ（","）以外を設定した場合、値は無視されます。

以下に正しい設定例を示します。

• リポジトリサーバを高速化する場合

  　FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE=0

  
  

  （値を"1"、または"2"に変更することにより認証サーバ、業務サーバを高速化します。）
  

• 認証サーバと業務サーバを高速化する場合

  　FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE=1,2

  （値を"0"に変更することによりリポジトリサーバを高速化します。）
  

• リポジトリサーバと認証サーバおよび業務サーバを高速化する場合

  　FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE=0,1,2

以下に誤った設定例を示します。

• リポジトリサーバを高速化する場合の誤った例

  　FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE= 0

  
  

  （値の前後には空白文字（ブランク、タブ）は指定できません。）
  

• リポジトリサーバと認証サーバおよび業務サーバを高速化する場合の誤った例

  　FJ_IS_SSO_DISABLE_TRACE=0, 1 ,2

  （値や区切り文字のカンマ（","）の前後には空白文字（ブランク、タブ）は指定できません。）