Interstage Application Server トラブルシューティング集
目次 索引 前ページ次ページ

付録B Javaツール機能> B.1 メソッドトレース機能

B.1.3 Java VMの起動オプション

 ここでは、Java VMの起動オプションを説明します。
 メソッドトレース機能を有効にするには、以下をJava VMの起動オプションに指定します。

-XX:FJTRACE=制御ファイル名

 IJServerのログ参照については、“Interstage管理コンソール ヘルプ”の以下を参照してください。

 [Interstage管理コンソール] > [システム] > [ワークユニット] > [ワークユニットごとの操作] > [IJServer] > [ログ参照]

■javaコマンドでの指定方法

 javaコマンドでの指定方法を説明します。

 なお、ここでの記述方法は、以下のとおりです。

 以下は、基本的なjavaコマンドです。

java -XX:FJTRACE=D:\tmp\trace.conf TestApp

 FJVMがシステムデフォルトに設定されていない場合は、“-fjvm”を追加してください。

java -fjvm -XX:FJTRACE=D:\tmp\trace.conf TestApp

参考

 FJVMがシステムデフォルトか確認するには、javaコマンドに-versionオプションを指定します。

java -version

 実行後、画面には、以下が表示されます。

java version "1.4.n"
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition(build1.4.n-bnn_Fujitsu_dd-mm-yy_hh:MM)
Java HotSpot(TM) Server VM (build 1.4.n_FUJITSU_MODIFIED-Bnn, mixed mode)

 ※表示中のn,nn,dd,mm,yy,hh,MMには、任意の数字が入ります。
 3行目の( )内に“FUJITSU_MODIFIED“という文字列があれば、FJVMが、システムデフォルトとなっています。

■IJServerでの指定方法

 Interstage管理コンソールで設定する方法を、以下に示します。

 IJServer環境設定画面で、以下を設定します。

■制御ファイルの更新を反映する方法

 制御ファイルに記述した内容は、アプリケーションの起動時に一度だけ読み込まれます。
 制御ファイルを更新し、その内容をメソッドトレースに反映させるためには、javaコマンドの再起動、あるいはIJServerでは、ワークユニットの再起動が必要となります。
 なお、ワークユニットの操作方法は、“Interstage管理コンソール ヘルプ”の以下を参照してください。
 [Interstage管理コンソール] > [システム] > [ワークユニット] > [ワークユニットごとの操作] > [IJServer] > [操作]

 FJVM以外でメソッドトレース機能を有効にするオプションを指定した場合、以下のメッセージが標準出力(IJServerでは、管理コンソールのログ参照、起動情報)に出力され、プログラムが実行されません。
(太字がユーザ入力部分です。)

>java -XX:FJTRACE=D:\tmp\trace.conf TestApp
Unrecognized VM option 'FJTRACE=D:\tmp\trace.conf'
Could not create the Java virtual machine.



目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2006 FUJITSU LIMITED