Interstage Application Server トラブルシューティング集
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付録A 旧バージョンServletサービス運用時の異常

A.1 旧バージョンServletサービスまたはサーブレット・コンテナ起動時のトラブル

 旧バージョンServletサービスまたはサーブレット・コンテナ起動時にトラブルが発生した場合の対処方法について説明します。

■jssvstart(旧バージョンServletサービスの起動)コマンドまたはjscontstart(サーブレット・コンテナの起動)コマンドでエラーが発生した場合

 画面またはログファイルに出力されるメッセージを確認してください。メッセージの内容については、“メッセージ集”の“旧バージョンServletサービスのメッセージ”を参照して、エラーの原因を取り除いてください。
 ログファイルは、以下に出力されます。

C:\Interstage\F3FMjs2\log\jswatch.log
/var/opt/FJSVjs2/log/jswatch.log

JDKのパスが誤っている

[現象]
 ログファイル(jswatch.log)に以下のメッセージが出力されます。

   ERROR: 2914: JServlet environment definition file (<filename>) , The container name (<containername>), the pass that it was defined doesn't exist. (<number> line(s))
   ERROR: 2224: JServlet environment definition file is an error.

[対処]
 JServlet環境定義ファイルの以下の項目に、使用するJDKのパスに従って修正してください。

■jscontdisp(サーブレット・コンテナの状態表示)コマンドでエラーが発生した場合

 画面またはログファイルに出力されるメッセージを確認してください。メッセージの内容については、“メッセージ集”の“旧バージョンServletサービスのメッセージ”を参照して、エラーの原因を取り除いてください。
 ログファイルは、以下に出力されます。

C:\Interstage\F3FMjs2\log\jswatch.log
/var/opt/FJSVjs2/log/jswatch.log

■サーブレット・コンテナが起動していない、または起動できなかった場合

 jssvstartコマンドまたはjscontstartコマンドの実行後、jscontdispコマンドでコンテナの状態を確認した結果、サーブレット・コンテナが起動していないことがあります。サーブレット・コンテナの環境設定に誤りがあると考えられます。以下の手順で対処してください。

  1.  旧バージョンServletサービスを停止してください。
  2.  旧バージョンServletサービスで出力するログやコンテナの標準出力、標準エラー出力のログ、起動ログを参照してください。
     旧バージョンServletサービスのログファイルは、以下に出力されます。

       C:\Interstage\F3FMjs2\log\jswatch.log

       /var/opt/FJSVjs2/log/jswatch.log
     コンテナの標準出力、標準エラー出力のログのログファイルは、サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのLoggerタグで定義したファイルです。
     起動ログのログファイルは、以下に出力されます。

       C:\Interstage\F3FMjs2\log\[サーブレット・コンテナ名].log

       /var/opt/FJSVjs2/log/[サーブレット・コンテナ名].out
     ログファイルに出力されるメッセージの内容については、“メッセージ集”の旧バージョンServletサービスのメッセージ”を参照して、エラーの原因を取り除いてください。
  3.  旧バージョンServletサービスを起動してください。
  4.  jscontdispコマンドでサーブレット・コンテナが起動されているかを確認してください。
     以下の場合、サーブレット・コンテナの起動が失敗します。対処方法はポート番号が同一にならないよう変更後、旧バージョンServletサービスを再起動してください。

使用中のポート番号でサーブレット・コンテナを起動した。

【現象】
 コンテナの標準出力、標準エラー出力のログファイルに以下のメッセージが出力されます。
   FATAL: java.net.BindException: Address already in use: JVM_Bind

【対処】
 以下の環境定義ファイルのポート番号を未使用のポート番号に変更してください。


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