Interstage Application Server トラブルシューティング集
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13.3 ebXML Message Service起動時の異常
ここではebMSの起動時に発生するトラブルの事例およびその対処について説明します。
ebmsstartがebms4559のメッセージを出力して異常終了する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
- CLASSPATHが正しく設定されていない
- PATHが正しく設定されていない
- 環境変数JAVA_HOMEが設定されていない
- 環境変数JAVA_HOMEの値に誤りがある
- JServletの環境設定ファイル jsgw.conf が正しく設定されていない
- JServletの環境設定ファイル jswatch.conf が正しく設定されていない。JServletはシステムの環境変数を参照せず、jswatch.conf内の設定のみを参照するので、特にCLASSPATH, PATHの項目は注意が必要です。
ebmsstartがebms4607のメッセージを出力して異常終了する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
- イベントサービスが起動していない
- ebMSが使用するユニットが起動していない
- ebMSが使用するイベントチャネルが起動していない
- Interstageが起動していない
- ネーミングサービスにイベントチャネルが登録されていない
- イベントチャネルのメッセージングモデルに誤りがある
ebmsstartがebms2003のメッセージを出力して異常終了する
CORBAサービスのマイナーコードが出力されていますので、そちらの対処を実行して再実行してください。また、MessageQueueDirectorがインストールされていない場合にも本エラーが出力される場合があります。その場合は、MessageQueueDirectorをインストールして再実行してください。
Windows NT(R)またはWindows(R) 2000のサービス起動が異常終了する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
- Windows NT(R)またはWindows(R) 2000のサービスとしてebMSを起動しようとしたときに
"システム エラー 1069 が発生しました。 ログオンに失敗したため、サービスを開始できませんでした。"
と表示されてサービス起動に失敗する場合があります。その場合はebMSを起動するユーザに"サービスとしてログオンする"というユーザ権限が不足していますので、Windowsのユーザ管理ユーティリティを使用してユーザ権限を付与してください。
ebms1206のメッセージを出力して、ebMSの起動に失敗する。
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
- CORBAサービスの環境が正しく設定(チューニング)されていない
- イベントサービスが停止している
- ebMS環境定義で記述したイベントチャネルが停止している
ebms4444のメッセージを出力して、ebMSの起動に失敗する。
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
- JServletを起動させたままebMSを起動(再起動)しようとした。一度JServletを停止してからebMSを起動してください。
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