Interstage Application Server トラブルシューティング集
目次 索引 前ページ次ページ

第10章 コンポーネントトランザクションサービス使用時の異常

10.7 セション情報管理機能を使用した場合の異常への対処

 本機能は、以下の製品だけ利用可能です。

リスナの異常

 セション情報管理機能を利用しており、事象通知リスナを作成してセション情報域のタイムアウトを監視している環境で、セション情報域のタイムアウトが発生したにもかかわらず、セション情報管理の事象通知リスナにタイムアウト通知が行われない場合、事象通知リスナの実装時に必要なライブラリをリンクしていないか、またはインプリメンテーションリポジトリへの登録を誤っている可能性があります。

 その場合td14003のメッセージがシステムログファイルに出力され、エラー情報として以下の情報が付加されています。

エラー情報1
  ISTD_SMO_LISTENER2_timeout
  ISTD_SMO_LISTENER_timeout

エラー情報2
  IDL:CORBA/StExcep/BAD_OPERATION:1.0

 上記の条件に一致する場合、事象通知リスナの作成時に正しいライブラリをリンクしているかを確認してください。

 リンクする必要のあるライブラリは、“アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)”の“セション情報管理機能を使用したトランザクションアプリケーションの作成”を参照してください。

 ライブラリのリンクに誤りがあった場合は、正しいライブラリをリンクして事象通知リスナを再作成してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2006 FUJITSU LIMITED