Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド （CORBAサービス編）

6.3.2 ダウンロードオブジェクトと署名対象オブジェクト

　デジタル署名の適用方法およびデジタル署名を行うオブジェクトは、使用する運用形態(JVM)によって異なります。
　運用形態(JVM)、ダウンロードオブジェクトとデジタル署名を行うオブジェクトの関係を以下に示します。

運用形態(JVM)	ダウンロードオブジェクト (注)	署名対象オブジェクト (注)	署名形式
JBKプラグイン Java Plug-in	アプレットのみ	アプレット	X.509形式
	アプレット/Portable-ORB	アプレット/Portable-ORB
Internet Explorer	アプレットのみ	アプレット	Authenticode形式
	アプレット/Portable-ORB	Portable-ORB(ODporb.cabのみ)

注) "アプレット"はユーザ作成クラスとIDLファイルから生成されたクラスを含みます。

注意事項

• Internet ExplorerのJVMを使用してデジタル署名を行う場合、JDK/JRE1.1系に対応したブラウザだけが使用可能です。
• JDK/JRE1.1系に対応したJVMの使用で、Webサーバと通信先のサーバアプリケーションが同一マシンの場合は、デジタル署名を行わなくてもアクセス可能です。この場合、Portable-ORB使用時は、ログが採取できません。また、Javaコンソール上にデジタル署名を行っていないためにファイル操作、およびプロパティ情報関連のセキュリティエラーが表示される場合がありますが動作上は問題ありません。

備考

• 各JVMで使用するPortable-ORBのファイルは、“HTMLファイルの記述”を参照してください。