Interstage Application Server チューニングガイド
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付録F Interstageシングル・サインオンの環境定義

F.3 1台のサーバにリポジトリサーバと認証サーバを構築する場合のチューニング

WWWサーバ(Interstage HTTP Server)のチューニング

 1台のサーバに、認証サーバを構築する場合のチューニングについて説明します。
 詳細については、“WWWサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義”を参照してください。

 WWWサーバ(Interstage HTTP Server)のチューニングについては、『/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf』ファイル内のディレクティブによりチューニングを行います。

【同時アクセス最大数】
 MaxClients想定する同時アクセス最大数×2以上を設定します。(default:150)

【クライアント送受信タイムアウト時間】
 Timeoutにクライアントとの間でデータパケットを送受信するときに待機する最長の時間(秒)を指定します。(default:300)



InfoDirectoryのチューニング

1台のサーバにリポジトリサーバを構築する場合のチューニング”の“InfoDirectoryのチューニング(最大同時接続数)”、“InfoDirectoryのチューニング(検索時の最大エントリ数)”を参照してください。



チューニングの例

最大同時認証要求が256ユーザのシステムの場合
 ・Interstage HTTP Server
   MaxClients=256×2+α(注1)
   Timeout=300(注2)
   注1)システムを安定稼動させるため、αには10〜100までの値を設定してください。
   注2)接続しているネットワークのトラフィックが増大し、接続が頻繁に中断される場合には、本時間を増やしてください。

 ・InfoDirectory
   IP_MX_CALL=256+α(注3)
   INFODIR_MAX_CLIENT=256+α(注3)
   ネットワークパラメタ
    最大アソシエーションDAP=256+α(注3)
   カーネルパラメタ
    MSGMNB 256000
    MSGSSZ 32
    MSGTQL 1024
    MSGSEG 32767
    ※OSがSolaris8 OE、Solaris9 OEの場合は、MSGSSZおよびMSGSEGを設定する必要はありません。
   注3)
システムを安定稼動させるため、αには10〜100までの値を設定してください。


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