Interstage Application Server チューニングガイド
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第3章 システムのチューニング> 3.1 運用時に必要なシステム資源> 3.1.9 Interstageシングル・サインオンのシステム資源の設定

3.1.9.1 システムパラメタ

 Interstageシングル・サインオンが使用するシステムパラメタのチューニングについて説明します。

システムパラメタの変更方法:

 /etc/systemを編集し、パラメタ値を変更します。変更後は、システムをリブートしてください。変更は、パラメタの種類に従い、設定値はその値を設定し、加算値はその値を加算した値を設定してください。
 なお、変更方法の詳細については、Solaris OEのドキュメントを参照してください。

Interstageシングル・サインオンのリポジトリサーバ機能を使用する際のシステムパラメタのチューニング

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

shmmax

設定値

12804500+(ロール数(注1)+ロールセット数(注2)+ロールセット数(注2)*ロール数(注1))×1Kbyte以上

共用メモリの最大セグメントサイズ

shmseg

加算値

7

1プロセスでアタッチできる共用メモリセグメント数

(注1)
SSOリポジトリに定義したロールの総数
(注2)
SSOリポジトリに定義したロールセットの総数

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

semmns

加算値

3

システム全体のセマフォ数

semmni

加算値

3

セマフォ識別子の最大数

semmnu

加算値

Interstage HTTP Serverが作成する最大プロセス数(httpd.confのMaxClients値)×3

システム全体のセマフォ操作の取消記録グループ数

 リポジトリサーバでは、“InfoDirectory”を使用しています。“InfoDirectory”で必要としているチューニングについては、“InfoDirectory使用手引書”を参照してください。

Interstageシングル・サインオンの認証サーバ機能を使用する際のシステムパラメタのチューニング

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

shmmax

設定値

12804500

共用メモリの最大セグメントサイズ

shmseg

加算値

4

1プロセスでアタッチできる共用メモリセグメント数

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

semmns

加算値

2

システム全体のセマフォ数

semmni

加算値

2

セマフォ識別子の最大数

semmnu

加算値

Interstage HTTP Serverが作成する最大プロセス数(httpd.confのMaxClients値)×2

システム全体のセマフォ操作の取消記録グループ数

Interstageシングル・サインオンの業務サーバ機能を使用する際のシステムパラメタのチューニング

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

shmmax

設定値

12804500+(アクセス制御情報ファイルサイズ(注1))×2

共用メモリの最大セグメントサイズ

shmseg

加算値

6
WWWサーバにInfoProvider Proを使用する場合は、以下の計算式で算出した値を、さらに加算して下さい。
InfoProvider Proが作成する最大スレッド数(HTTPD.confのconcurrency値)*6以上
WWWサーバにSun ONE Web Serverを使用する場合は、以下の計算式で算出した値を、さらに加算して下さい。
Sun ONE Web Serverが作成する最大スレッド数(magnus.confのRqThrottle値)*6以上

1プロセスでアタッチできる共用メモリセグメント数

(注1)
業務サーバ定義ファイルの“AccessCtl”に設定したファイル

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

semmns

加算値

2

システム全体のセマフォ数

semmni

加算値

2

セマフォ識別子の最大数

semmnu

加算値

2
WWWサーバにInterstage HTTP Serverを使用する場合は、以下の計算式で算出した値を、さらに加算してください。
Interstage HTTP Serverが作成する最大プロセス数(httpd.confのMaxClients値)×2以上

WWWサーバにInfoProvider Proを使用する場合は、以下の計算式で算出した値を、さらに加算してください。
InfoProvider Proの起動数×2以上

WWWサーバにSun ONE Web Serverを使用する場合は、以下の計算式で算出した値を、さらに加算してください。
Sun ONE Web Serverの起動数×2以上

システム全体のセマフォ操作の取消記録グループ数


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