10.3.2 CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ

Interstage Application Server SOAPサービスユーザーズガイド

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10.3.2 CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ

　CORBA/SOAPクライアントゲートウェイは、CORBAサービス上で動作するサーバアプリケーションです。
　ここでは、CORBA/SOAPクライアントゲートウェイの起動と停止の手順、およびデータ変換サーバントの操作手順(CORBA/SOAPクライアントゲートウェイに登録、削除、登録情報の表示)について説明します。

: 　CORBA/SOAPクライアントゲートウェイの操作を行う場合、事前にCORBAサービスが起動されている必要があります。

■起動と停止

　以下にCORBA/SOAPクライアントゲートウェイの起動と停止について示します。

起動：CORBAサービスが起動された状態で以下に示すいずれかの方法で起動してください。
- soapgwstartclgwコマンド
- サービス画面([コントロールパネル]－[サービス])から以下のサービスを選択して、サービスの状態を“開始”にする
  　　SOAPサービス：CORBA/SOAP ClientGWサービス
停止
- soapgwstopclgwコマンド
- サービス画面([コントロールパネル]－[サービス])から以下のサービスを選択して、サービスの状態を“停止”にする
  　　SOAPサービス：CORBA/SOAP ClientGWサービス

　CORBA/SOAPクライアントゲートウェイの起動と停止は、"/opt/FJSVsoap/bin"ディレクトリ下にある以下のコマンドを実行してください。

起動：soapgwstartclgwコマンド
停止：soapgwstopclgwコマンド

■データ変換サーバントの操作

　以下のコマンドを使用してデータ変換サーバントの操作を行います。

登録：soapgwaddclgwコマンド
削除：soapgwdelclgwコマンド
表示：soapgwlistclgwコマンド

◆データ変換サーバントの登録と活性化

　soapgwaddclgwコマンドは、CORBA/SOAPクライアントデータへの変換サーバントの登録と活性化を行います。
　この操作により、データ変換サーバントを生成したIDL定義を使用するCORBAクライアントアプリケーションとRPCサーバアプリケーションの連携が可能となります。
　またsoapgwaddclgwコマンドの-replaceオプションにより、同じインタフェースリポジトリIDで登録されているデータ変換サーバントの再登録(登録情報の変更)が可能です。

　インタフェースリポジトリID"IDL:ODsample/stringtest:1.0"のデータ変換サーバントをCORBA/SOAPクライアントゲートウェイに登録/活性化します。

　　soapgwaddclgw -id IDL:ODsample/stringtest:1.0 -n ODsample::stringtest
　　　　　-url http://host_name/soap_admin/servlet/WSContainer -urn urn:ODsample::stringtest

◆データ変換サーバントの削除

　soapgwdelclgwコマンドは、変換サーバントの非活性化とCORBA/SOAPクライアントデータからの削除を行います。データ変換サーバントは、CORBAクライアントアプリケーションから受け付け済みのすべてのリクエストを処理してから削除されます。

　インタフェースリポジトリID"IDL:ODsample/stringtest:1.0"のデータ変換サーバントをCORBA/SOAPクライアントゲートウェイから削除します。

　　soapgwdelclgw -id IDL:ODsample/stringtest:1.0

◆データ変換サーバントの表示

　CORBA/SOAPクライアントゲートウェイに登録されているデータ変換サーバントの情報を表示します。

　インタフェースリポジトリID"IDL:ODsample/stringtest:1.0"のデータ変換サーバントの情報を表示します。

　soapgwlistclgw
　--------------------------------------------------
　RepositoryID : IDL:ODsample/stringtest:1.0
　ClassName : ODsample._stringtestSOAPGWServant
　--------------------------------------------------

データ変換サーバントの操作(登録・削除・表示)を行う場合、CORBA/SOAPクライアントゲートウェイが事前に起動されている必要があります。
以下に示すディレクトリ、もしくは環境変数CLASSPATHで指定されたディレクトリに、IDLコンパイルによって出力された(CORBA/SOAPサーバゲートウェイ以外)すべてのJavaのクラスファイルが必要です。

　　C:\Interstage\F3FMsoap\classes

　　/opt/FJSVsoap/classes
環境変数CLASSPATHにデータ変換サーバントが存在するディレクトリを追加する場合はフルパス名で指定し、システムを再起動してください。
データ変換サーバントを追加する際、動作中もしくは動作させる予定のCORBAサーバアプリケーションのネーミングサービス登録名とデータ変換サーバントのネーミングサービス名を同じにしないでください。

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