Interstage Application Server メッセージ集
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第1部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第14章 メッセージ番号がssoで始まるメッセージ> 14.1 sso01000番台のメッセージ

14.1.15 sso01040

SSO: ERROR: sso01040: Access of SSO Repository failed. Code=(%x1)

SSO: エラー: sso01040: SSOリポジトリへのアクセスで異常が発生しました。 Code=(%x1)

[可変情報]
 %x1:SSOリポジトリから通知されたエラーコード

[意味]
 Interstageシングル・サインオンのリポジトリサーバが、SSOリポジトリへのアクセスに失敗しました。

[ユーザの対処]
 Code=(%x1)で表示されたSSOリポジトリから通知されたエラーコードの意味は、“[SSOリポジトリから通知されたコード表]”を参照して対処してください。本メッセージは、シングル・サインオン運用コマンドによりアクセス制御情報の更新を行った場合に、コマンドのパラメタを誤って指定したことが原因で出力されることがあります。

SSOリポジトリから通知されたコード表

コード

エラー内容

対処方法

0x01

SSOリポジトリが処理できない状態です。

SSOリポジトリが起動処理中であるなど、正しく処理を行えない状態です。SSOリポジトリの起動が完了しているにも関わらず、本コードが通知され続ける場合は、“注意”の内容に従ってください。

0x02

LDAPのプロトコルエラーが発生しました。

SSOリポジトリが起動処理中であるなど、正しく処理を行えない状態です。SSOリポジトリの起動が完了しているにも関わらず、本コードが通知され続ける場合は、“注意”の内容に従ってください。

0x04
0x0b

SSOリポジトリで設定している検索数の上限を超えました。

SSOリポジトリの検索時の最大エントリ数のチューニングが必要です。“チューニングガイド”の“Interstageシングル・サインオンの環境定義”−“1台のサーバにリポジトリサーバを構築する場合のチューニング”−“InfoDirectoryのチューニング(検索時の最大エントリ数)”を参照して対処してください。

0x20

該当するエントリがありません。

SSO管理者に、リポジトリサーバの定義ファイル(ssoatcsv.conf)の「repository-user-search-base」、「repository-role-search-base」、「repository-resource-search-base」の設定値が認証を行うために必要なユーザ情報、リソース制御情報が登録されているSSOリポジトリの設定と合っているか確認してください。リポジトリサーバの定義ファイルの設定については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“リポジトリサーバの環境構築”−“リポジトリサーバの定義ファイルの設定”を参照してください。
リポジトリサーバの定義ファイル(ssoatcsv.conf)の設定値が正しい場合は、SSO管理者にユーザ情報、リソース制御情報の登録を依頼してください。

0x22

DNの形式に誤りがあります。

リポジトリサーバの定義ファイル(ssoatcsv.conf)の「repository-bind-dn」、「repository-user-search-base」、「repository-role-search-base」、「repository-resource-search-base」の設定値がDNの形式でないため、SSOリポジトリへのアクセスに失敗しました。各設定値に正しい値を設定した後に、リポジトリサーバを停止して再起動してください。停止は“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用”−“シングル・サインオンの停止”−“リポジトリサーバの停止”を、起動は“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用”−“シングル・サインオンの起動”−“リポジトリサーバの起動”を参照してください。リポジトリサーバの定義ファイルの設定については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“リポジトリサーバの環境構築”−“リポジトリサーバの定義ファイルの設定”を参照してください。
なお、DNの形式とはSSOリポジトリ内で一意に付与されるオブジェクトの名前で、そのオブジェクトを表すエントリおよび、その上位エントリのRDN(相対識別名)の列が定義されたものです。

0x30

0x31

SSOリポジトリにBIND(認証)するためのDSA管理者のユーザIDもしくはパスワードが正しくありません。

リポジトリサーバの定義ファイル(ssoatcsv.conf)の「repository-bind-dn」の設定値が正しいか確認し、誤っている場合は正しい値を設定してください。
または「repository-bind-password-path」に設定したBINDパスワード管理ファイル作成時に設定したパスワードが誤っている可能性があります。BINDパスワード管理ファイルを正しいパスワードで再作成し設定し直してください。
リポジトリサーバの定義ファイルの設定については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“リポジトリサーバの環境構築”−“リポジトリサーバの定義ファイルの設定”を参照してください。BINDパスワード管理ファイルの作成については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“リポジトリサーバの環境構築”−“BINDパスワード管理ファイルの作成”を参照してください。

0x32

SSOリポジトリへの不適当なアクセスです。

SSO管理者に、リポジトリサーバの定義ファイル(ssoatcsv.conf)の「repository-bind-dn」、「repository-bind-password-path」の設定値がSSOリポジトリのユーザ情報やアクセス制御情報へのアクセス権限があるか確認してください。
SSOリポジトリのユーザ情報やアクセス制御情報へのアクセス権限がない場合は、SSO管理者に作成を依頼してください。
また、当リポジトリサーバが参照系リポジトリサーバとして構築されている場合には、認証サーバから更新系リポジトリサーバとしてアクセスされた可能性があります。認証サーバの定義ファイル(ssoatcag.conf)の「update-repository」の設定値に参照系リポジトリサーバのホスト名、またはIPアドレスが設定されていないかSSO管理者に確認を依頼してください。参照系リポジトリサーバが設定されている場合には、更新系リポジトリサーバのホスト名、またはIPアドレスを設定し直し、認証サーバを停止して再起動してください。停止は“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用”−“シングル・サインオンの停止”−“認証サーバの停止”を、起動は“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用”−“シングル・サインオンの起動”−“認証サーバの起動”を参照してください。認証サーバの定義ファイルの設定については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“認証サーバの環境構築”−“認証サーバの定義ファイルの設定”を参照してください。

0x33

SSOリポジトリがビジー状態です。

SSOリポジトリが高負荷の状態であるなど、処理を行えない状態です。SSOリポジトリが通信可能な状態になるまで待ち、再度実行してください。

0x34

SSOリポジトリが受付け不能状態です。

SSOリポジトリが高負荷の状態であるなど、処理を行えない状態です。SSOリポジトリが通信可能な状態になるまで待ち、再度実行してください。

0x35

SSOリポジトリが要求を拒否しました。

SSOリポジトリが高負荷の状態であるなど、処理を行えない状態です。SSOリポジトリが通信可能な状態になるまで待ち、再度実行してください。

0x51

SSOリポジトリと通信できません。

SSO管理者にSSOリポジトリが起動しているか確認してください。なお、SSOリポジトリは、リポジトリサーバを構築したマシンに「SSLなし」、ポート 389で構築する必要があります。SSOリポジトリが正しく構築されていることを確認してください。

0x55

SSOリポジトリへの検索中にタイムアウトが発生しました。

リポジトリサーバの定義ファイル(ssoatcsv.conf)の「repository-time-out」に設定した値を大きく設定し直し、リポジトリサーバを停止して再起動してください。停止は“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用”−“シングル・サインオンの停止”−“リポジトリサーバの停止”を、起動は“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用”−“シングル・サインオンの起動”−“リポジトリサーバの起動”を参照してください。リポジトリサーバの定義ファイルの設定については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“リポジトリサーバの環境構築”−“リポジトリサーバの定義ファイルの設定”を参照してください。すでに「repository-time-out」に最大値を設定している場合は、SSO管理者にSSOリポジトリが通信可能な状態になっているか確認し、再度実行してください。

0x5a

リポジトリサーバの動作に必要なメモリが不足しました。

不要なプログラムを終了させてください。または、Interstageシングル・サインオンの運用で必要なメモリ容量が確保されているかを確認してください。(注1)

注1)Interstageシングル・サインオンの運用で必要なメモリ容量については以下のマニュアルを参照してください。

注意)上記以外のエラーが発生した場合は、以下の情報を採取し技術員に連絡してください。


 
上記に追加して以下のファイルを採取し技術員に連絡してください。なお、下記の情報を採取するコマンドは、スーパユーザで実行してください。


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