Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (イベントサービス編)
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第2章 環境設定

2.2 静的生成運用(イベントサービスの環境設定)

 Interstageの環境設定後にイベントサービスの静的生成運用の環境設定を行う場合は、イベントサービス運用コマンドを使用して、以下の作業を行います。


 管理者権限で実行してください。

(1) セットアップの準備

 CORBAサービスの環境変数OD_HOMEにCORBAサービスのインストールパスを、イベントサービスの環境変数ES_HOMEにイベントサービスのインストールパスを設定します。

 (インストールパスはデフォルト)

OD_HOME=/opt/FSUNod
export OD_HOME
ES_HOME=/opt/FJSVes
export ES_HOME


OD_HOME=/opt/FJSVod
export OD_HOME
ES_HOME=/opt/FJSVes
export ES_HOME

(2) イベントサービスのセットアップ

 essetupコマンドを使用して、イベントサービスのセットアップを行います。

essetup

(3) 構成情報の設定

 essetcnfコマンドを使用して、構成情報を設定します。詳細については、“構成情報の設定”を参照してください。


 静的生成のイベントチャネルの最大起動数“1000”を指定する場合

essetcnf -s -schmax 1000

(4) イベントサービスの起動

 イベントチャネルの不揮発化運用を行う場合、esstartコマンドを使用して、イベントサービスを起動します。

esstart


 イベントサービスはサービスプログラムであり、イベントサービスがセットアップされていれば、システムが起動されるたびに自動的に起動されます。
 サービスの状態を確認するには、Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」の「サービス」または[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]を起動後、"EventService"の状態を参照します。サービスを起動する場合には、"EventService"を選択し、「開始」ボタンをクリックします。

(5) ユニットの生成

 イベントチャネルの不揮発化運用を行う場合、esmkunitコマンドを使用してユニットの生成を行います。


 ユニット定義ファイル“unit.def”を使用して、ユニットを作成する場合

esmkunit -uf unit.def

(6) ユニットの起動

 イベントチャネルの不揮発化運用を行う場合、esstartunitコマンドを使用してユニットを起動します。


 ユニット“unit1”を起動する場合

esstartunit -unit unit1


(7) イベントチャネルの作成/環境設定

 esmkchnlコマンドを使用して、イベントチャネルの生成/設定を行います。詳細については、“静的生成運用のイベントチャネルの設定”を参照してください。


 イベントチャネル“CHNL1”、イベントチャネルのグループ“GROUP1”、不揮発化のイベントチャネルを生成する場合

esmkchnl -g GROUP1 -c CHNL1 -notify -persist all


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