Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (イベントサービス編)
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 機能

1.2 ノーティフィケーションサービス

 ノーティフィケーションサービスは、イベントサービスにいくつかの機能を拡張したサービスです。ノーティフィケーションサービスはQoS機能により、イベントデータ単位の各種カスタマイズなどのイベントサービスと比較して優れた運用性を提供します。さらに、イベントデータの不揮発化、およびトランザクション機能によりメッセージ保証機能を備えています。
 また、CORBA標準ファクトリインタフェースをサポートしています。

 ノーティフィケーションサービスでは、QoS機能により、アプリケーションプログラムの処理で、通常のメッセージ送信中に緊急度の高いメッセージ送信を必要とする業務処理などに使用することが可能になります。また、メッセージ保証機能により、高信頼性を求められる業務処理などに使用することが可能になります。


 ノーティフィケーションサービスで使用する主な用語について以下に説明します。

ユニッ
 不揮発化のためのデータ格納用ファイル、およびそのファイルを管理するプロセスを「ユニット」と呼びます。
 不揮発化運用を行うためには、イベントチャネルグループをユニットに割り当てる必要があります。この機能によりシステムがダウンした場合でも、メッセージを保証することが可能となります。
 ユニットには、標準ユニットと拡張ユニットの2種類があります。標準ユニットはデフォルトとなるユニットのことを示し、イベントチャネル生成コマンド(esmkchnl)でユニットを指定しなかった場合は、デフォルトとして標準ユニットが指定されます。

下へ1.2.1 QoS機能
下へ1.2.2 メッセージ保証機能

目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2006 FUJITSU LIMITED