Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録D 保守情報の採取> D.1 トレース機能

D.1.5 トレース情報のテキスト出力

 トレースファイルをodcvttraceコマンドでテキストファイルに変換した出力形式について説明します。

出力形式

ProcessID   : 362
CommandLine : simple_s 

thread   time          event
-------- ------------ -------------------------
000000A0 16:27:08.651 implementation is ready (implementation = IDL:test1/intf1:1.0)

 ProcessID
 トレース情報が採取されたプロセスのプロセスID。
 CommandLine
 アプリケーションのコマンド実行形式(引数を含む)。空白を含め最大127文字の文字列が表示されます。
 thread
 スレッドID。
 time
 トレース情報が採取された時間。「時:分:秒.ミリ秒」で表示されます。
 event
 トレース情報に記録されたイベント(“イベント種別”を参照)。


 CORBA_ORB_init()(C言語の場合)の引数に誤りがある場合、コマンド実行形式(CommandLine)は正しく表示されません。CORBA_ORB_init()への引数の渡し方は、“リファレンスマニュアル(API編)”の各言語のインタフェースを参照してください。ただし、Java言語の場合は、org.omg.CORBA.ORB.init()の引数に関係なく、正しく表示されない場合があります。表示されたプロセスID(ProcessID)から、psコマンドを使用して正しいコマンド実行形式を取得してください。


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