Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編) |
目次
索引
![]() ![]() |
付録D 保守情報の採取 | > D.1 トレース機能 |
トレース情報採取のための前準備ついて説明します。
トレース情報を採取するためには、本製品の“サーバ機能”のCORBAサービスをインストールする必要があります。“クライアント機能”(CORBAサービスクライアント)をインストールしても、トレース機能が有効になりませんので注意してください。
IDLファイルから生成されるスタブ・スケルトンにロギング機能を組み込むため、IDLコンパイルを行います。
静的起動インタフェース・静的スケルトンインタフェースを使用してプログラミングすることにより、スタブ・スケルトンでもトレース情報を採取できます。
静的起動インタフェース・静的スケルトンインタフェースを使用しない場合は、CORBAサービス、およびライブラリのみでトレース情報が採取されます。
トレース情報を採取するためには、アプリケーションにCORBAサービスのサーバ用ライブラリをリンクする必要があります。以下に必要となるサーバ用ライブラリを示します。
開発言語 |
ライブラリ名 |
---|---|
C・C++ |
ODSV.LIB |
Java (JDK1.1) |
ODjava.jar |
Java (JDK1.2/1.3) |
ODjava2.jar |
Java (JDK1.4) |
ODjava4.jar |
COBOL (スレッドタイプ) |
ODCOBCBLMTSV.LIB または ODCOBCBLSVUC.LIB |
COBOL (プロセスタイプ) |
ODCOBCBLSV.LIB または ODCOBCBLSVUC.LIB |
OOCOBOL |
ODOOCOBSV.LIB または ODOOCOBSVUC.LIB |
開発言語 |
ライブラリ名 |
---|---|
C・C++ |
libOM.so |
Java (JDK1.1) |
ODjava.jar |
Java (JDK1.2/1.3) |
ODjava2.jar |
Java (JDK1.4) |
ODjava4.jar |
COBOL (スレッドタイプ) |
libOMcblMT.so |
COBOL (プロセスタイプ) |
libOMcbl.so |
OOCOBOL |
libOMoocob.so |
開発言語 |
ライブラリ名 |
---|---|
C・C++ |
libOM.so |
Java (JDK1.3) |
ODjava2.jar |
Java (JDK1.4) |
ODjava4.jar |
トレース情報を採取するためのconfigファイルのパラメタについて説明します。
設定値 |
意味 |
---|---|
none |
odformtraceコマンド実行時のみトレースファイルに出力します。 |
exit |
アプリケーション正常終了時に、終了したアプリケーションのトレース情報をトレースファイルに出力します。 |
vanish |
アプリケーション異常終了時に、終了したアプリケーションのトレース情報をトレースファイルに出力します。 |
stop |
CORBAサービス終了時にすべてのアプリケーションのトレース情報をトレースファイルに出力します。 |
loop |
メモリ上のトレース情報のサイズがtrace_size_per_processを超えた場合にトレースファイルに出力します。 |
トレース情報は、共用メモリに採取されるため、以下のメモリサイズを確保しておく必要があります。
なお、トレース情報のサイズがメモリサイズの上限値に達した場合、メモリ上の古い情報に上書きされます。
trace_size_per_process(最大メモリサイズ)(注) × max_processes(最大プロセス数)(注)+20Kバイト
注)configファイルのパラメタです。
目次
索引
![]() ![]() |