Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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第2章 OLTPサーバの設計 | > 2.3 タイマ監視 | > 2.3.1 CORBAアプリケーションのタイマ監視 |
WWWサーバ(InfoProvider Pro)から起動されたServletアプリケーション(またはCGIアプリケーション)がCORBAクライアントとしてバックエンドの業務サーバ/DBサーバと連携する場合には、バックエンドの業務アプリケーションのタイムアウト時間のほかに、WWWサーバのタイムアウト時間(timeout:アプリケーション送受信タイムアウト時間)を考慮する必要があります。
CORBAクライアント(WWWサーバ上)で不当なタイムアウトを発生させないためには、period_receive_timeout(リクエスト返信までの待機時間)を以下の式が成立するように設定する必要があります。
WWWサーバのtimeout(T1) > period_receive_timeout(T2) > キューイング時間(T3) + トランザクションタイムアウト値(T4) |
クライアント・サーバ間にファイヤウォールが介在する以下のようなシステムでは、それぞれのシステムのタイマ設定に注意が必要です。
ファイヤウォールによるコネクション切断を、クライアント側で検出できないままリクエストを再送信すると、異常を検出できずに送信エラーが発生します。
また、サーバ側では、コネクション切断されたにもかかわらず、コネクション情報が不当に残ってしまうことがあります。
このような、ファイヤウォールからのコネクション切断後の、リクエスト再送信時のハングアップやコネクション情報の未回収を防ぐために、クライアント側のperiod_receive_timeout(リクエスト返信までの待機時間:T1)とperiod_client_idle_con_timeout(無通信状態でのコネクション維持時間:T2)、サーバ側のperiod_idle_con_timeout(無通信状態のコネクション維持時間:T4)に対して、以下の式が成立するように設定する必要があります。
period_receive_timeout(T1) < ファイヤウォールのコネクション維持時間(T3) |
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