Interstage Studio プログラマーズガイド
|
目次
索引
|
13.2.2 Java処理記述の場合の留意事項
デバッガを使用する場合の留意事項を以下に示します。
- Java処理記述をデバッグする場合、デバッグ情報を生成するように設定してビルドを行います。
- Java処理からネィティブメソッドおよびI/Oに関係するメソッドを呼び出している場合、そのネィティブメソッドおよびI/Oメソッドにステップインするとデバッガが操作不能な状態になる場合があります。操作不能な状態になった場合は、デバッグビューでデバッグしているアプリケーションを選択してからメニューバーの[実行] > [終了]を選択してデバッグを終了させ、マシンを再起動してください。[終了]メニューが選択できない場合は、マシンを再起動してください。
- スレッドおよびスレッドグループの状態は、実行動作と密接な関係があるため、操作によってはデッドロック、異常終了、ベージ違反、例外などの致命的な現象を引き起こすことがあります。
- ネットワーク環境設定の問題で、デバッガから被デバッグプログラムを実行するのに時間がかかる場合があります。デバッグ実行を行ってから被デバッグプログラムの起動までに長時間ディスクアクセスが行われていない場合は、ネットワーク環境を見直してください。また、Windowsフォルダの sytem32\drivers\etcフォルダにあるhostsファイルに「127.0.0.1 localhost」が設定されているかを確認してください。
- サーバアプリケーションをデバッグする場合、サーバ側での応答の監視によってタイムアウトが発生し、デバッグを行えないことがあります。デバッグが行えない場合には、監視時間の設定を長くするか、監視そのものをはずしてからデバッグを行ってください。サーバアプリケーションのデバッグ時に、クライアントとしてWebブラウザを使用する場合も同様に監視時間の設定を長くするか、監視をはずしてデバッグを行ってください。
JSPはJSPファイル上でデバッグすることができます。
JSPファイルには現れない部分をデバッグするために、JSPファイルから生成されたサーブレットソースを用いてデバッグすることができます。
サーブレットソースを用いてデバッグを行いたい場合には、以下の手順で実施します。
- プロジェクトの[プロパティ]で、[ビルダ]を選択します。
- [JSPデバッグ用サーブレット生成ビルダ]をチェックします。
- プロジェクトのビルドを行うと、プロジェクトフォルダ配下の_jsp_srcフォルダにサーブレットソースが生成されます。
- サーブレットソース上でブレークポイントを設定し、デバッグを行います。
サーブレットソース上にブレークポイントを設定した場合でも、初期状態ではJSPファイルで中断し、JSPファイルが表示されます。表示するソースを切り替えるためには、デバッグビューのコンテキストメニューから、[ソース表示] > [Java]を選択して、サーブレットソースに表示するソースを切り替えてください。
ブラウザとしてNetscapeを使用する場合は、プロキシの設定で「手動でプロキシを設定する」を選択し、例外にlocalhostを追加してください。
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1998-2007