Interstage Studio プログラマーズガイド |
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第4部 ワークベンチ利用編 | > 第9章 ユーザインタフェースを作成する | > 9.3 Beanを設定する |
以下にBeanの種類を示します。各Beanの詳細は、クラス名をもとに各マニュアルを参照してください。クラス名は、以下の方法でJavaフォーム定義を利用して確認することができます。
AWTおよびSwingのBeanを参照する場合、以下を参考にしてマニュアル上の該当箇所を参照します。
- プロパティ
Beanの各クラスの説明には、プロパティの説明はありません。プロパティは、メソッドとして説明されています。
次にプロパティシート上の英語のプロパティ名を元に該当するメソッドの説明を探す方法を示します。
まず、プロパティシート上に表示されるプロパティ名を英語にします。英語のプロパティ名の表示は、Javaフォーム定義のメニューバーから[環境設定] > [オプション]を選択し、[プロパティ]タブにある[プロパティ名を日本語で表示する]のチェックをはずします。プロパティシートに表示される英語のプロパティ名の先頭にgetまたはsetを付加したメソッドの説明が、プロパティの設定・参照した場合の説明となります。
たとえば、AWTボタンのlabelプロパティは、setLabelまたはgetLabelメソッドの説明となります。
Beanのクラスに該当するメソッドがない場合は、その継承元のクラスのメソッド一覧を探します。さらにない場合は同じ要領で順に上位へ参照して探します。なお、最上位のクラスを参照しても見つからない場合は、マニュアルの標準プロパティの説明を参照してください。- メソッド
Javaエディタのクラス階層一覧などに表示されるメソッドは、その名前で該当Beanのクラスのマニュアルを参照します。- イベント
Javaエディタに表示されるイベントのメソッド名を元にマニュアルから探すことができます。イベントのメソッド名は、「イベントインタフェース名_イベントメソッド名」という規則です。「イベントインタフェース名+Listener」というインタフェースが、パッケージjava.awt.eventにあります。その中のイベントメソッド名と同じメソッドが該当するイベントの説明となります。
たとえば、イベントのメソッド名が「mouse_mousePressed」の場合、java.awt.event.mouseListnerインタフェースのmousePressedメソッドを参照します。なお、Swingの場合、java.awt.eventにないときは、javax.swing.eventパッケージにあります。
J Business Kit(以降では、JBKと略します)は、Windows上で動作するJavaによる各種アプリケーションを開発および運用するうえで有効なライブラリやツールを提供しています。
Javaフォーム定義のオブジェクトパレット上にある[JBK]には、JBKに含まれるUIライブラリ(GUIを実現し、画面をビルドする各種機能)のBeanが表示されます。Beanの詳細については、"J Business Kitオンラインマニュアル"を参照してください。
Abstract Window Toolkit(AWT)は、Sun Microsystems社から提供されるJava Development Kitに含まれる、GUIパッケージです。
Javaフォーム定義のオブジェクトパレット上にある[AWT]には、AWTに含まれるUIライブラリのBeanが表示されます。詳細については、"Java Development Kitオンラインマニュアル"を参照してください。
Swingは、Sun Microsystems社から提供される、AWTの軽量コンポーネントユーザインタフェースの機能をもとに、プラットフォームに依存しないコードで実装されたUIライブラリです。
Javaフォーム定義のオブジェクトパレット上にある[Swing]には、Swingに含まれるUIライブラリのBeanが表示されます。詳細については、Swingのマニュアルを参照してください。
Swingコンテナとは、Swingのうちコンテナ機能をもつBeanを集めたものです。詳細については、Swingのマニュアルを参照してください。
Javaフォーム定義のオブジェクトパレット上は、[Swingコンテナ]と表示されます。
SwingおよびSwingコンテナにあるBeanは、Swingのフレームまたはダイアログ上だけで動作が保証されています。
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