Interstage Studio プログラマーズガイド |
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第4部 ワークベンチ利用編 | > 第9章 ユーザインタフェースを作成する | > 9.1 Javaフォームを新規作成する |
クラス継承フォームは、任意のコンポーネントまたはコンテナクラスを基底クラスとします。クラス継承フォームでは、継承元のフォームを「基底フォーム」または「基底クラス」と呼びます。
クラス継承フォームには以下の種類があります。
java.awt.Container/java.awt.Window/java.awt.Panel/javax.swing.JPanel
およびその継承クラスを基底クラスとしたJavaフォームです。ただし、ほかのクラス継承フォームで扱う基底クラスは、クラス継承パネルでは取り扱いません。たとえば、java.awt.Frameはjava.awt.Containerの派生クラスですが、クラス継承パネルではなく、クラス継承フレームを使用します。
java.awt.Frame/javax.swing.JFrame
およびその継承クラスを基底クラスとしたJavaフォームです。
java.awt.Dialog/javax.swing.JDialog
およびその継承クラスを基底クラスとしたJavaフォームです。
java.applet.Applet/javax.swing.JApplet
およびその継承クラスを基底クラスとしたJavaフォームです。
クラス継承フォームを作成する場合は、Javaフォームの新規作成画面より、クラス継承パネルを選択し、以下のJavaフォームクラスの情報を設定します。
パッケージ名を指定します。指定しない場合は、空欄のままにします。
作成するフォーム名を指定します。
基底となるクラスを完全修飾名(パッケージ)で指定します。
「…」ボタンは、クラスの参照画面を表示します。
"フォームを操作する"を参照してください。
クラス継承フォームのメソッドは、メソッド名のうしろに$をつけています。
クラス継承フォームの初期化時に呼び出されるユーザ定義初期化処理メソッド名は、initUser$()です。
ビルド時にabstractメソッドが記載されていない旨のエラーメッセージが表示される場合があります。このような場合は、Javaエディタなどを起動し、エラーメッセージで表示されたabstractメソッドを記述してください。
クラス継承アプレットの基底クラスに、ほかのプロジェクトのクラスやライブラリのクラスを指定した場合は、自動生成されたひな型HTMLの修正が必要です。これは、アプレットを実行するためには基底クラスが必要になるからです。
例えば、クラス継承アプレットのMyAppletクラスが"project1.jar"の中にあり、基底クラスがbaseclass.jarの中にある場合は、appletタグのarchive属性に"baseclass.jar"を追加します。
<applet code=MyApplet.class width=400 height=400 archive="project1.jar, baseclass.jar"> </applet>
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