Interstage Studio プログラマーズガイド |
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第2部 Java編 | > 第6章 Javaアプリケーションを開発する | > 6.3 留意事項 |
アプレットを開発、運用する場合の留意事項について以下に示します。
Webブラウザによって、アプレットが画面で表示されるサイズなどに若干の違いがあります。また、Webブラウザのオプション設定によって、アプレットの動作を変更できるものもあります。ブラウザのJavaScriptやHTMLのサポートレベルにも注意する必要があります。
Javaプラグインとは、Webブラウザの提供するJavaVM(実行環境)を利用しないで、外付けのJavaVM(たとえば、JDKのJavaVM)を利用して、アプレットを実行する仕組みです。Javaプラグインを利用する場合、クライアントマシンにプラグインをインストールする必要があります。
Interstage Studioでは、J Business Kitに付属しているJavaプラグインを提供しています。詳細については、"J Business Kitオンラインマニュアル"の"付録 JBKプラグイン"を参照してください。
悪意をもつアプレットによる被害を防ぐために、アプレットからはローカルファイルやほかのサーバへのアクセスが禁止されています。
アプレットから、データベースのサーバと通信をする機能を使う場合には、アプレットが存在するWebサーバにデータベースのサーバ環境を作成する必要があります。
Webサーバの負荷を軽減するためには、Webサーバ上にサーブレットやEnterprise JavaBeans(以降では、EJBと略します)などのサーバアプリケーションを置き、アプレットはサーバアプリケーションと通信し、サーバアプリケーションから別のサーバ(データベースサーバなど)にアクセスするようにします。
アプレットからは、Webサーバ上のEJBを利用することができます。
アプレットの開発時には、Enterprise Beanのスタブをプロジェクトに追加し、プロジェクトのJARファイルに結合します。また運用時には、EJBで使用するライブラリをサーバにインストールする必要があります。
EJBについては、"Enterprise JavaBeans(EJB)を開発する"を参照してください。
アプレットからサーバ上のデータベースを利用する場合は、クライアントマシンにデータベースに合ったJDBCドライバをインストールする必要があります。
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