Interstage Studio プログラマーズガイド |
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第2部 Java編 | > 第5章 Webサービスアプリケーションを開発する | > 5.2 開発の流れ |
TCP/IPモニタを利用することで、WebサービスクライアントとWebサービスサーバとのSOAPデータのやり取りをモニタリングすることが可能です。
TCP/IPモニタの設定をするには以下から設定ページを表示します。
TCP/IPモニタの設定ダイアログボックスは、TCP/IPモニタビューのコンテキストメニューで[プロパティ]を選択しても表示することができます。
TCP/IPモニタビューの詳細については、"Interstage Studioユーザーズガイド"を参照してください。
スタブオブジェクトではWSDLで定義されたデフォルトの接続先URLに対してリモート呼び出しをします。明示的に接続先URLを指定する場合は、スタブオブジェクトに対してプロパティで接続先URLを指定することができます。
接続先の指定は以下のいずれかの方法で可能です。
javax.xml.rpc.Stubインタフェースの_setPropertyメソッドを使用して、プロパティとして接続先URLを設定します。
接続先URLに関するプロパティは、以下となります。
キー |
値(java.lang.String) |
---|---|
javax.xml.rpc.service.endpoint.address |
接続先のURL(TCP/IPモニタの設定ページで設定したローカルモニタポートを指定する) |
import javax.xml.rpc.Stub ... ServiceFactory serviceFactory = ServiceFactory.newInstance(); WordServerService service = (WordServerService)serviceFactory.loadService(WordServerService.class); WordServer wordServer = service.getWordServerPort(); ((Stub)wordServer)._setProperty("javax.xml.rpc.service.endpoint.address", "http://localhost:10088/WordServer/services/WordServer");
プロパティはスタブ設定ファイルによって指定できます。
<ポート名>.javax.xml.rpc.service.endpoint.address="接続先URL" 設定例) WordServerPort.javax.xml.rpc.service.endpoint.address=http://localhost:10088/WordServer/services/WordServer
-D<Serviceインタフェースの完全修飾クラス名>.configuration="スタブ設定ファイルのパス" 設定例) -Dsample.WordServerService.configuration=C:\temp\sample.properties
Webサービスを実行することでローカルモニタポートのメッセージの情報をモニタリングして、TCP/IPモニタビューに情報を表示します。
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