Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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付録C セキュリティ運用> C.2 資源制御

C.2.2 OSに返却済の資源の保護

Mirroring ControllerがOSに返却した資源は、そのままでは情報がシステムに残っている場合があり、不当に情報を参照されるといった脅威があります。そのため、OSに返却した資源から情報が不当に参照されないようにするため、返却時に情報の保護対策として、データの初期化を行います。

以下に、Mirroring Controllerの各資源について消去方法を示します。

[表:Mirroring Controller資源の消去方法]

資源

作成先

削除方法

RERUNログ引継ぎファイル

ローデバイスまたはファイル

rdbclrfコマンド

RERUNログ抽出ファイル

ファイル

システムが削除(初期化して削除可(注1))

BC管理DB

ローデバイスまたはファイル

rdbddlexコマンド(注2)

RLCファイル

ローデバイス

rdbclrfコマンド

RLM(送信用、受信用)

ローデバイス

rdbclrfコマンド

作業域ファイル

ファイル

システムが削除 (初期化して削除可(注1))

RLP動作環境ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

BCログ管理ファイル

ローデバイスまたはファイル

rdbclrfコマンド

BC構成パラメタファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

資源識別子抽出ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

DBミラーリング動作環境ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

モニタ管理ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

注1)情報の初期化を行うかは、RLP動作環境ファイルで選択します。
注2)セキュリティ運用を行っている場合、BC管理DBは、初期化してから削除されます。


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