Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド |
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第2章 DBミラーリングシステムの運用方法 | > 2.2 DBミラーリングシステムの停止 |
DBミラーリングサービスの停止には、目的に応じて4つのモードがあります。
通常停止:
正系ノードだけで実行可能です。通常停止を実行すると正系ノードと副系ノードが連動し、両方のDBミラーリングサービスを停止します。本コマンドが正常に終了した場合、正系と副系のデータベースは等価が保証されています。次回のDBミラーリングサービスは、副系であったノードを正系、正系であったノードを副系として開始可能です。
保守停止:
副系ノードだけで実行可能です。保守停止を実行すると副系のDBミラーリングサービスだけが停止します。副系のDBミラーリングサービスが停止するのでノード切替えはできません。次回のDBミラーリングサービスは、副系としてだけ開始可能です。
リカバリ停止:
両ノードで実行可能です。リカバリ停止を実行すると、実行したノードだけがDBミラーリングサービスを停止します。DBミラーリングサービスが停止するのでDBミラーリングシステムによるノード切替えはできません。次回のDBミラーリングサービスは停止する前と同じ状態として開始可能です。
緊急停止:
両ノードで実行可能です。緊急停止を実行するとデータベースの二重化処理を停止します。DBミラーリングサービスの開始にはDCUの再構築が必要です。
DBミラーリングサービスの停止モード |
実行ノード |
停止の要件 |
停止の目的 |
---|---|---|---|
通常停止 |
正系ノード |
DBミラーリングシステムを一時停止したい |
定刻によるサーバ停止などにより両ノードのデータベースサーバを停止します |
保守を行いたい |
データベースの定義変更などによりノード間のデータ同期を保証し、両ノードのデータベースサーバを停止します |
||
保守停止 |
副系ノード |
OSやミドルウェアのパッチ適用などにより副系ノードのデータベースサーバを停止します |
|
リカバリ停止 |
正系ノードおよび副系ノード |
・データベースまたはモニタデーモンなどの異常をリカバリするため、利用者業務の継続中にDBミラーリングサービスを停止します |
|
緊急停止 |
正系ノードおよび副系ノード |
DBミラーリングシステムの使用をやめたい |
利用者業務を継続したまま、DBミラーリングシステムの運用を中止します |
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