Symfoware Server Mirroring Controller 解説書 |
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データベース破壊などの障害が発生した場合、そのデータベースを障害が発生する前の状態にリカバリするときに使用するログです。
データベースおよびRDBディクショナリのログデータが格納されるファイルのことです。
実表に対して、“1つまたは複数の列で、同一値を持つ行が2つ以上あってはいけない”という制約を適用するか否かを定義することができます。この制約を一意性制約と呼びます。
表のデータの検索効率を高めるためのキーデータです。Symfoware Serverでは表定義で指定した主キーだけでは効率的なデータ検索ができない場合に、補助的な位置付けのキーデータを作ることができます。これをインデックスと呼びます。インデックスは、表の列ごとに、または複数の列を組み合わせて作成することができます。インデックスの設定はインデックス定義または格納構造定義で行います。
DBミラーリングシステムのデータベースサーバの運用の状態です。
Symfoware/RDBが停止中の状態です。
Connection Managerのプロセスです。
アプリケーションサーバとデータベースサーバの相互ダウン監視を行います。
日常の管理者および利用者の監視や、セキュリティ上の問題が発生した場合の原因を特定するための情報として、利用者の行った処理、管理者の行った処理、発生した異常な事象をログとして残しています。このログを監査ログと呼びます。
システムのセキュリティ管理を含めた運用および維持に責任と特別な権限をもつ人のことです。Symfoware ServerおよびMirroring Controllerを利用して提供するサービスを管理する人です。OSのスーパユーザであり、OSやネットワークといった環境の全体を管理します。
データベースのアクセス用のバッファです。共用バッファと呼ぶ場合もあります。共用バッファプールは、複数の業務アプリケーションでデータを共用できるため、業務アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。
Eternus SF AdvancedCopy Managerの機能で、ストレージシステム間でデータのコピーをします。
利用者業務の中でデータベースを操作するアプリケーションプログラムをいいます。
DBミラーリングサービスの停止で、データベースの二重化処理を停止するモードです。DBミラーリングサービスの開始にはDCUの再構築が必要です。
正系ノードと副系ノードがDBミラーリングサービス開始状態かつ、リモートコピー環境が正常に動作しているDCUの状態をいいます。
処理中のトランザクションのデータ操作の有効化をコミットと呼びます。トランザクションの中でのデータ操作が実際にデータベースに反映されます。コミットは、業務アプリケーションが意図的にCOMMIT文を発行することで制御します。
Mirroring Controllerのプロセスです。DBミラーリングシステムのデータベースの二重化を制御します。
Symfoware Serverでは、最適化処理のための基礎情報を最適化情報と呼びます。最適化情報には、実表のデータ量(行数)、インデックスの階層数、および異なるキー値の数などがあります。Symfoware Serverは、SQL文や最適化情報を総合的に評価して、最も効率のよいデータ操作の処理手順を決めます。なお、最適化情報は、RDBコマンドで収集します。
データベースの情報を利用してデータの分析や解析などを行う業務のことです。
RDBシステム内でDSIおよび順序を示す一意な文字列です。DBミラーリングシステムの運用の対象資源を正系ノードと副系ノードで関連付けるための情報です。
資源識別子を格納したファイルです。
システムロググループは、RDBシステム内に1つ存在します。システムロググループには、RDBディクショナリやユーザロググループに属していないデータベーススペースに対するログが蓄えられます。
実表はデータベースの論理構造で列と行から構成されます。利用者のデータを格納する格納領域と対応付けし、SQL文を使って業務アプリケーションから操作ができます。
DBミラーリングサービスでRERUNログの送付を行っているRLPのことをいいます。
主系RLPと反対方向にRERUNログを送付するRLPのことをいいます。
DBミラーリングサービス中は、ノードの切替えに備えて待機状態になります。
DBミラーリングシステムのデータベースサーバの運用の状態です。
正系ノードからノード切替えによって副系ノードが正系ノードに状態が遷移した状態です。
昇格正系は、ノード組込みを行うと正系の状態になります。
システム全体で一意な値を生成する機能です。SQL文中に順序を指定することで生成した値を使用することができ、表の主キー値の作成に主に利用することができます。
順序で生成された一意な値を順序番号と呼びます。
データベースを構成する要素です。Symfoware Serverでは、情報分析システム分析技法AA/BRMODELLINGを利用してデータ分析を行って、表またはビュー表を作成します。これらの表の集まりをスキーマと定義します。
ディスクを管理するシステムの総称です。Mirroring Controllerではリモートコピー環境をサポートしたディスクアレイをストレージシステムと呼びます。
DBミラーリングシステムのデータベースサーバの運用の状態で、正系ノードの運用中のことをいいます。
DBミラーリングシステムでデータベースサーバの正本のデータベースを運用するサーバのことをいいます。
正系ノードで運用するデータベースのことをいいます。
利用者の大事な資産である情報を、不当な参照や改ざんといったセキュリティ脅威による被害から守り、情報処理サービスへの不当な妨害を阻止するための運用です。
正系ノードのデータベースの中から全データを副系ノードのデータベースに複写することをいいます。全件複写は、Symfoware Serverのrdbunlコマンド、rdbsloaderコマンドを利用して行います。
DCUがコネクション状態でない状態の総称です。
データベース環境を構築する場合に登録する名前をデータベース名と呼びます。データベース環境には、スキーマ、表などの論理構造定義およびDSO、DSIなどの格納構造定義が属します。
実表やインデックスを格納する領域をデータベーススペースと呼びます。データベーススペースの作成は、Symfoware Serverの物理構造定義で行います。
データベース操作中のシステムダウン、データベースを利用する業務アプリケーションの異常終了が発生した場合は、データベースを正しい状態にリカバリする必要があります。そのためのログデータが格納されるファイルをテンポラリログファイルと呼びます。
リモートコピー環境で、ストレージシステム間のデータ書き込みの同期をとり、データを同一の状態にする機能を等価性コピーと呼びます。
データベースのアクセスにおいては逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中でのシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効にするか、無効にして再度やり直しができるようにデータベースをリカバリする必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクションと呼びます。
RERUNログの反映を行う際に、DSI単位で複数のトランザクションを結合することをトランザクション結合と呼びます。
SQLを用いてある表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させて、ほかの表のデータ操作(挿入)を行う機構です。
ある表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させてほかの表のデータ操作(挿入)を定義します。
正系ノードの運用を副系ノードに切替える操作のことをいいます。
ノード切替えには自動と手動の二つの方法があります。
ダウンなどによりDBミラーリングサービスを停止したノードを、副系ノードとして再度、DBミラーリングサービスを開始することをいいます。
副系ノードでRERUNログをデータベースに反映する時に動作する処理スレッドです。
論理構造定義でビュー表を定義することをビュー定義と呼びます。ビュー定義では、実表のどの部分をビュー表とするか、およびビュー表の名前、各列の名前を定義します。
リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現しています。表には、実表とビュー表の2種類があります。
表に対して定義するDSIを表のDSIといいます。
テンポラリログファイル、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルに入出力障害が発生しても、運用を継続することができます。これをフォールバック運用と呼びます。
DBミラーリングシステムのデータベースサーバの運用の状態で、副系ノードの運用中のことをいいます。
DBミラーリングシステムでデータベースサーバの副本のデータベースを運用するサーバのことをいいます。
副系ノードで運用するデータベースのことをいいます。
DBミラーリングサービスの停止で、副系のDBミラーリングサービスだけを停止するモードです。保守停止は、副系ノードで実行可能です。
ハードディスク上に構成される論理領域のことをボリュームと呼びます。
Mirroring Controllerで利用する媒体などハードウェアで発生した故障のことをメディア障害と呼びます。
データベース運用中に、データベース、RDBディクショナリまたはRDBディレクトリファイルの媒体が破壊された場合に、破壊された資源を破壊前の状態にリカバリするSymfoware serverの機能です。
Mirroring Controllerのプロセスです。DBミラーリングシステムの運用制御を行うプロセスです。
リモートコピーの利用に割り当てられたボリュームのことをリモートコピー環境と呼びます。
DBミラーリングサービスの停止で、実行したノードだけを停止するモードです。
ダウンリカバリの高速化のため、またはデータベースの退避データの取得点を表すためのログデータです。ダウンリカバリの高速化のためのチェックポイントには、ダウンリカバリが必要なトランザクションを効率よく識別するための情報が記録されています。
Mirroring Controllerの運用の操作を行う人、データベースにアクセスし、サービスを利用する人を利用者と呼びます。管理者によってデータベースへのアクセスを許された人です。
DBミラーリングシステムを利用して運用する業務のことをいいます。
テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの管理情報を持つファイルです。
ログ環境の分割単位をロググループと呼び、各ロググループは、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイルから構成されます。なお、ロググループには、デフォルトで存在するRDBシステム内で1つのシステムロググループと、追加定義する複数のユーザロググループの2種類があります。
ロググループの管理情報を持つファイルです。
RERUNログ抽出ファイルに格納された一部のRERUNログの反映でエラーとなった場合に、エラーとなったRERUNログを破棄し、反映処理を終了させる機能です。
UNIX系のファイルシステムとは関係なくデータ操作することのできるディスク領域をローデバイスと呼びます。ローデバイスは、UNIX系のユーティリティを使用して作成するキャラクタ型の特殊デバイスです。
処理中のトランザクションのデータ操作の無効化をロールバックと呼びます。ロールバックには、データ操作のSQL文単位のロールバックとトランザクション単位のロールバックの2種類があります。
AIログデータをAIログ域に書き出すために使用するバッファのことです。
Connection Managerのプロセスです。
APCプロセスは、アプリケーションからの要求を受け付け、データベースサーバ上のSymfoware Serverへ処理を依頼します。
Mirroring Controllerの各種情報や運用の制御を行うデータベースで、BC管理スキーマとRLP管理オブジェクトから構成されます。
BC管理DBの構成要素です。BC管理DBの論理構造を保管しています。
コントローラの動作環境を定義するファイルです。
RLPの情報を管理するファイルです。
データベースの更新情報(RERUNログ)を送受信する環境のことをいいます。
主系RLPと従系RLPで構成されます。
DBミラーリングシステムが行う運用のことをいいます。
データベースの二重化、データベースの監視などを行います。
データベースの二重化を行うシステムのことをいいます。
DBミラーリングシステムの動作環境を定義するファイルです。
表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSIでは、DSOで表現する情報に加えてデータベーススペースとの対応関係も表現します。DSOとDSIとの関係は、1対1の場合と、1対nの場合があります。1対nは、表のデータを分割して格納する場合です。
表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSOには表のDSOとインデックスのDSOがあります。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerは、富士通のETERNUSディスクアレイと連携し、リモートコピー機能による高速バックアップ/リカバリ、レプリケーション運用を実現するソフトウェアです。
富士通が提供するハイエンド向けディスクアレイ装置です。リモートコピー機能をサポートしています。
富士通が提供するミッドレンジ向けディスクアレイ装置です。リモートコピー機能をサポートしています。
富士通が提供するソフトウェアの名称です。SAN(Storage Area Network)のディスク装置に格納された情報の可用性と運用管理性を向上させるボリューム管理ソフトウェアです。
RDB構成パラメタが格納されるファイルを、RDB構成パラメタファイルと呼びます。RDB構成パラメタには、RDBディレクトリファイルの配置先などのSymfoware/RDBの動作環境が定義されています。
Symfoware/RDBの動作環境を区別するために付ける名前です。
利用者のデータベースの定義情報を格納したファイルを、RDBディクショナリと呼びます。RDBディクショナリは、利用者が定義するのと同様に表で実現されています。この表をシステム表と呼びます。
データベースへアクセスするための基本情報や、各種の運用情報を記録するファイルを、RDBディレクトリファイルと呼びます。RDBディレクトリファイルには、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル、RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルおよびユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの3種類があります。
Symfoware Serverが出力するエラー事象のメッセージやインフォメーションを出力するファイルです。出力ファイルはRDB構成パラメタで指定します。RDBREPORTは、Mirroring Controllerのメッセージも出力します。
利用者業務によって更新されたデータベースから差分ログを取得します。この差分ログをRERUNログと呼びます。
副系ノードでRERUNログをRLCファイルから抽出する際に利用する作業域で、メモリ、ファイルから構成されています。
副系ノードでRLCファイルから抽出したRERUNログを書き込むファイルのことです。
正系ノードでRERUNログの取得時に利用するバッファです。
副系ノードでRLCファイルからRERUNログを抽出するとき、トランザクションの途中までしか書き込まれていないRERUNログを一時的にファイルに保管します。このファイルをRERUNログ引継ぎファイルと呼びます。
RERUNログを格納し、リモートコピー機能によって、正系ノードから副系ノードにRERUNログを転送するための環境です。RLCは複数のRLCファイルから構成されています。
RLCファイルの領域が満杯になると、RLCファイルを交替し、次のRLCファイルにRERUNログの書き込みを行います。これをRLC交替と呼びます。RLC交替はRLCの領域が満杯になった場合に自動的に交替します。また、利用者が任意のタイミングでRLC交替を行うこともできます。これをRLCの強制交替と呼びます。
RERUNログの書き込みを開始したRLCファイルは、書き込みを開始した順に番号の採番を行います。この番号をRLC通番と呼びます。
RLCの構成要素でRERUNログを書き込むファイルです。
RLPの構成要素です。両ノード間での運用中の情報の連携に利用する領域です。RLMは送信用RLMと受信用RLMの2つのファイルで構成されます。
RLPはSymfoware/RDBのロググループからRERUNログの取得を行う単位です。
各ノードのRLPごとに存在する資源の総称をRLP環境と呼びます。
BC管理DBの構成要素です。RLP管理オブジェクトはデータベースに作成され、各RLP単位に管理情報を保管します。
RLPの構成要素を定義したファイルです。
RLPの動作を設定するファイルです。
RLPとBC管理DBのRLP管理オブジェクトを関連づけるために自動的に採番される一意な識別子です。
RLPに異常が発生した場合にRLP閉塞となり、該当するRLPが利用できなくなります。
SANとは、Storage Area Network(ストレージ・エリア・ネットワーク)の略で、サーバとストレージをファイバーチャネルで接続した、ストレージ専用のネットワークです。ストレージ専用の独立したネットワークにより、業務ネットワークに負荷をかけないという特長があります。
Symfoware Serverは、高性能で高信頼なデータベースエンジンを持ち、インターネットビジネス時代のミッションクリティカルシステムおよび戦略的な情報活用の支援に適したデータベースシステムです。
Symfoware Server Connection Managerは、3階層システムで、アプリケーションサーバからデータベースサーバへのコネクションの自動制御を行う製品です。
データベースエンジン中の機能で、リレーショナルデータベースを処理する機能です。従来の富士通のリレーショナルデータベースRDBIIの機能を継承しています。
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