Symfoware Server Mirroring Controller 解説書
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第1章 概要

1.4 Mirroring Controllerの適用モデル

Mirroring Controllerを利用した一般的な運用モデルについて説明します。

■基本的な運用モデル

オンライン業務などで、運用中にシステムが停止したり、運用再開に時間が掛かる場合は、サービスが停止することによって、運営する企業だけなく、利用者にも多大な影響を及ぼします。
このような業務にMirroring Controllerを適用することで、信頼性の高いシステムの運用が実現できます。

■副系ノードを活用した運用モデル

基本的な運用モデルに加え、副系ノードのデータベースを利用する形態です。
この場合、副系ノードでは、データ分析やデータのアンロードによる一括処理などを正系ノードの業務と平行して行うことで、業務システムの運用の効率化などを図ることができます。

■セキュリティを考慮した運用

情報システムでは、機密情報などのデータが不正に参照されたり改ざんされる場合や、利用者業務の運用を妨害されるといった脅威があります。
このような脅威からシステムや情報を保護するために必要とされているのが、セキュリティ対策です。
Mirroring Controllerでは、Symfoware Serverのセキュリティ運用と協働しながら、セキュリティを考慮した運用を行うことができます。


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