Symfoware Server Mirroring Controller 解説書
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第1章 概要

1.2 Mirroring Controllerとは

Mirroring Controllerは、独自のミラーリング技術を利用し、データベースを二重化することで、高信頼なデータベースの運用を実現します。
さらに、業務アプリケーションは、データベースの二重化を、意識することなく運用することができます。

[図:Mirroring Controllerとは]

このシステムをDBミラーリングシステムと呼びます。

Mirroring Controllerには、以下の特長があります。

■データベースの高信頼化

Mirroring Controllerは、業務で運用するデータベースサーバを、ハードウェア、ソフトウェアを含め、完全に二重化したシステムで構成します。
この二重化されたシステムのデータベース運用をMirroring Controllerが制御します。
このシステムでは、運用中のデータも二重化しており、データベースに蓄積するデータの保護を含め、高信頼なデータベースの運用を実現します。
業務アプリケーションから見ると、データベースサーバが二重化されていることを意識する必要はありません。
そのため、運用中のデータベースサーバで予期せぬトラブルが発生した場合でも、トラブルを意識することなく、業務を継続することができます。

[図:データベースの高信頼化]

■データベースの運用の効率化

二重化しているデータベースを利用することで、通常の業務を運用しながら、同じデータを活用した別の業務を運用することができます。
また、データベースサーバの二重化の制御を一時的に停止させ、ソフトウェアのパッチ適用などを行うことが可能です。

[図:データベースの運用の効率化]


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