Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 イベントビューアまたはSYSLOGに出力されるメッセージ

2.5 Mpcmtoolo/mpcmtooloで始まるメッセージ

本節では、Mpcmtoolo【UNIX版】/mpcmtoolo【Windows版】で始まるメッセージについて説明します。

Mpcmtoolo【UNIX版】/mpcmtoolo【Windows版】で始まるメッセージは、運用環境保守ウィザード、バックアップ/リストアコマンドなどが出力するメッセージです。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: INFO: 00000: backup ended.

【メッセージの意味】

backupコマンドが正常終了しました。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: ERROR: 00001: backup ended abnormally.

【メッセージの意味】

backupコマンドが異常終了しました。

【システム管理者の処置】

詳細エラーメッセージ“Mpcmtoolo: ERROR: 00002”を確認して、異常終了の原因を取り除いてください。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: ERROR: 00002: %1

【メッセージの意味】

backupコマンドが異常終了した場合の詳細エラーメッセージ。

【パラメタの意味】

%1: backupコマンドが異常終了した原因となるエラーメッセージ

【システム管理者の処置】

詳細エラーメッセージを確認して、異常終了の原因を取り除いてください。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: INFO: 00100: restore ended.

【メッセージの意味】

restoreコマンドが正常終了しました。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: ERROR: 00101: restore ended abnormally.

【メッセージの意味】

restoreコマンドが異常終了しました。

【システム管理者の処置】

詳細エラーメッセージ“Mpcmtoolo: ERROR: 00102”を確認して、異常終了の原因を取り除いてください。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: ERROR: 00102: %1

【メッセージの意味】

restoreコマンドが異常終了した場合の詳細エラーメッセージ

【パラメタの意味】

%1: restoreコマンドが異常終了した原因となるエラーメッセージ

【システム管理者の処置】

詳細エラーメッセージを確認して、異常終了の原因を取り除いてください。


 

[UNIX]Mpcmtoolo: WARNING: 00401: The node(%1) may not be added completely. Please make a node addition manually.

【メッセージの意味】

Systemwalker Resource Coordinatorのプロビジョンニングによりサーバ追加が行われた際、対象ノードを分散実行サーバとして追加できませんでした。

【パラメタの意味】

%1: ノード名

【原因】

以下の原因が考えられます。

  1. 分散実行構成の環境設定が正しくない場合
  2. 分散実行構成での連携を必要としていないシステムで、Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義をしている場合
  3. 追加しようとしたノードが、分散実行サーバとしてすでに登録されている場合
【システム管理者の処置】

原因別に、以下の対処をしてください。

  1. 分散実行構成の環境設定を正しく設定し、“mjdjadd”コマンドを用いて、対象ノードを追加してください。
  2. Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義を解除してください。
  3. 特に対処は必要ありません。

 

[UNIX]Mpcmtoolo: WARNING: 00402: The node(%1) may not be deleted completely. Please make a node deletion manually.

【メッセージの意味】

Systemwalker Resource Coordinatorのプロビジョニングによりサーバ削除が行われた際、対象ノードを分散実行サーバから削除できませんでした。

【パラメタの意味】

%1: ノード名

【原因】

以下の原因が考えられます。

  1. 分散実行構成の環境設定が正しくない場合
  2. 分散実行構成での連携を必要としていないシステムで、Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義をしている場合
  3. 削除しようとしたノードが、分散実行サーバとして登録されていない場合
【システム管理者の処置】

原因別に、以下の対処をしてください。

  1. 分散実行構成の環境設定を正しく設定し、“mjdjdel”コマンドを用いて、対象ノードを削除してください。
  2. Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義を解除してください。
  3. 特に対処は必要ありません。

 

[UNIX] Mpcmtoolo: WARNING: 10000: Failed to load the audit log library.

【メッセージの意味】

監査ログを出力するためのライブラリのロードで問題が発生したため、監査ログを出力することができません。

【システムの処理】

処理を継続します。ただし、監査ログは出力されません。

【対処方法】

以下のファイルが存在しているか確認してください。存在している場合、ファイルが壊れている可能性があります。Systemwalker Operation Managerを再インストールまたは富士通技術員に連絡してください。

【Solaris版/AIX版/Linux版/Linux for Itanium版】

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito.so

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito_nt.so

【HP版】

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito.sl

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito_nt.sl


 

[UNIX] Mpcmtoolo: WARNING: 10001: Failed to read the audit log file.

【メッセージの意味】

監査ログの出力先ファイルのオープンで問題が発生したため、監査ログを出力することができません。

【システムの処理】

処理を継続します。ただし、監査ログは出力されません。

【対処方法】

監査ログの出力先ファイルおよびディレクトリは、mpsetlogsend_omgrコマンドで指定できます。mpsetlogsend_omgrコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


 

[Windows]mpcmtoolo: 警告: 401: ノード(%1)を追加できませんでした。手動でノードを追加して下さい。

【メッセージの意味】

Systemwalker Resource Coordinatorのプロビジョンニングによりサーバ追加が行われた際、対象ノードを分散実行サーバとして追加できませんでした。

【パラメタの意味】

%1: ノード名

【原因】

以下の原因が考えられます。

  1. 分散実行構成の環境設定が正しくない場合
  2. 分散実行構成での連携を必要としていないシステムで、Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義をしている場合
  3. 追加しようとしたノードが、分散実行サーバとしてすでに登録されている場合
【システム管理者の処置】

原因別に、以下の対処をしてください。

  1. 分散実行構成の環境設定を正しく設定し、“mjdjadd”コマンドを用いて、対象ノードを追加してください。
  2. Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義を解除してください。
  3. 特に対処は必要ありません。

 

[Windows]mpcmtoolo: 警告: 402: ノード(%1)を削除できませんでした。手動でノードを削除して下さい。

【メッセージの意味】

Systemwalker Resource Coordinatorのプロビジョニングによりサーバ削除が行われた際、対象ノードを分散実行サーバから削除できませんでした。

【パラメタの意味】

%1: ノード名

【原因】

以下の原因が考えられます。

  1. 分散実行構成の環境設定が正しくない場合
  2. 分散実行構成での連携を必要としていないシステムで、Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義をしている場合
  3. 削除しようとしたノードが、分散実行サーバとして登録されていない場合
【システム管理者の処置】

原因別に、以下の対処をしてください。

  1. 分散実行構成の環境設定を正しく設定し、“mjdjdel”コマンドを用いて、対象ノードを削除してください。
  2. Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバとの連携定義を解除してください。
  3. 特に対処は必要ありません。

 

[Windows]mpcmtoolo: エラー: 1100: %1に失敗しました。(%2)

【メッセージの意味】

バックアップまたはリストアに失敗しました。

【パラメタの意味】

%1: “バックアップ”または“リストア”

%2: バックアップまたはリストアが失敗した原因となるエラーメッセージ

【システム管理者の処置】

詳細エラーメッセージを確認して、異常終了の原因を取り除いてください。


 

[Windows]mpcmtoolo: 情報: 1101: バックアップは正常に終了しました。

【メッセージの意味】

バックアップは正常に終了しました。


 

[Windows]mpcmtoolo: 情報: 1102: リストアは正常に終了しました。

【メッセージの意味】

リストアは正常に終了しました。


 

[Windows] mpcmtoolo: 警告: 10000: 監査ログライブラリのロードに失敗しました。

【メッセージの意味】

監査ログを出力するためのライブラリのロードで問題が発生したため、監査ログを出力することができません。

【システムの処理】

処理を継続します。ただし、監査ログは出力されません。

【対処方法】

以下のファイルが存在しているか確認してください。存在している場合、ファイルが壊れている可能性があります。Systemwalker Operation Managerを再インストールまたは富士通技術員に連絡してください。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM\bin\mpaudito.dll


 

[Windows] mpcmtoolo: 警告: 10001: 監査ログファイルの読み込みに失敗しました。

【メッセージの意味】

監査ログの出力先ファイルのオープンで問題が発生したため、監査ログを出力することができません。

【システムの処理】

処理を継続します。ただし、監査ログは出力されません。

【対処方法】

監査ログの出力先ファイルおよびディレクトリは、mpsetlogsend_omgrコマンドで指定できます。mpsetlogsend_omgrコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


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