Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -

2.2.3 デーモンの自動起動・停止設定の解除

Systemwalker Operation Managerをインストールした後、デーモンを自動起動、自動停止しないように設定を解除します。

■デーモンの停止

運用系、待機系の各ノードで、Systemwalker Operation Managerの各デーモンを停止します。停止コマンドの例を以下に示します。

# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr -s

Systemwalker Centric Managerとの混在環境の場合は必ず、poperationmgrコマンドに-sオプションを指定してください。

■デーモンの自動起動・停止設定の解除

運用系、待機系の各ノードで、以下に示したSystemwalker Operation Managerの各デーモンについて、自動起動する設定を解除します。

• ジョブスケジューラ
• ジョブ実行制御

◆デーモンの自動起動の設定解除

デーモンを自動起動する設定を解除するには、以下の手順でデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを編集します。

PRIMECLUSTER(Solaris版、Linux版、Linux for Itanium版)、Sun Clusterの場合

1. vi等のエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

   @   機能名: ジョブ実行制御
   [変更前]
   DAEMON04(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS"
   
   [変更後]
   #DAEMON04(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS"

    

   @   機能名: ジョブスケジューラ
   [変更前]
   DAEMON05(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs"
   
   [変更後]
   #DAEMON05(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs"

MC/ServiceGuardの場合

1. vi等のエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

   @   機能名: ジョブ実行制御
   [変更前]
   DAEMON04(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"
   
   [変更後]
   #DAEMON04(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"

   @   機能名: ジョブスケジューラ
   [変更前]
   DAEMON05(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/start_jobs"
   
   [変更後]
   #DAEMON05(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/start_jobs"

HACMPの場合

1. vi等のエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

   @   機能名: ジョブ実行制御
   [変更前]
   DAEMON04(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS
   
   [変更後]
   #DAEMON04(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"

   @   機能名: ジョブスケジューラ
   [変更前]
   DAEMON05(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/start_jobs"
   
   [変更後]
   #DAEMON05(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/start_jobs"

◆デーモンの自動停止の設定解除

デーモンを自動停止する設定を解除するには、以下の手順でデーモン一括停止用ファイルを編集します。

PRIMECLUSTER(Solaris版、Linux版、Linux for Itanium版)、Sun Clusterの場合

1. vi等のエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

   [変更前]
   DAEMON02(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs"
   DAEMON03(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS"
   
   [変更後]
   #DAEMON02(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs"
   #DAEMON03(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS"

MC/ServiceGuardの場合

1. vi等のエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

    [変更前]
   DAEMON02(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/end_jobs"
   DAEMON03(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
   
   [変更後]
   #DAEMON02(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/end_jobs"
   #DAEMON03(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"

HACMPの場合

1. vi等のエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

    [変更前]
   DAEMON02(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/end_jobs"
   DAEMON03(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
   
   [変更後]
   #DAEMON02(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/end_jobs"
   #DAEMON03(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"

■プロセス監視対象の変更

運用系、待機系の各ノードで、プロセス監視機能で監視対象とするプロセスから、ジョブスケジューラおよびジョブ実行制御を外します。

1. vi等のエディタで以下の監視対象プロセスの定義ファイルを開きます。

   /etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.usr

2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。

   [変更前]
   
   start_jobs=1
   S99MJS=1
   
   [変更後]
   
   start_jobs=0
   S99MJS=0
   

プロセス監視対象を変更する手順の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“プロセス監視対象を変更する”を参照してください。