Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第24章 ジョブの終了コード

24.1 ジョブスケジューラの終了コード

ジョブの終了コードのうち、201〜256までの値はジョブスケジューラで設定されています。ジョブスケジューラが返すジョブの終了コーとその意味を以下に示します。

201〜256以外の終了コード、および201〜256内でも未使用の終了コードはOperation Managerが設定した値ではなく、ジョブ自身、すなわちジョブのコマンド欄に登録したコマンド、バッチファイル、シェルスクリプトなどが出力した値です。コマンド、バッチファイル、シェルスクリプトなど、ジョブ自身を調査してください。

また、ジョブとして登録したコマンド、バッチファイル、シェルスクリプトなどの終了コードが201〜256とならないように考慮してください。

■ジョブスケジューラが設定するジョブの終了コードとその意味

【Windows版】

終了コード

意 味

201〜238

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

239

ジョブを実行中にジョブスケジューラサービスが停止しました。(注1)

240〜242

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

243〜244

(ジョブ実行制御に依頼した)ジョブの実行に失敗しました。

245〜249

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

250

指定されたジョブが存在しません。

251〜254

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

255

ジョブの終了コードが 256以上です。(注3)

256

ジョブが強制終了されました。

【UNIX版】

終了コード

意 味

201〜231

ジョブがシグナルで終了しました。終了コードは、“200+シグナル番号”です。ただし、終了コード201、213、218、224、226および227はジョブスケジューラに無視されます。

232〜237

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

238

ジョブネット管理者の権限設定(initgroupsシステムコール)が失敗しました。

239

ジョブを実行中にジョブスケジューラデーモンが停止しました。(注1)

240〜242

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

243〜244

ジョブの実行に失敗しました。

245〜249

未使用(ジョブスケジューラで予約)。

250

ジョブネット管理者の情報取得(getpwnamシステムコール)が失敗しました。なお、旧バージョン互換(旧・標準)属性以外の時に、指定されたジョブが存在しなかった場合があります。(注2)

251

ジョブネット管理者の権限設定(setgidシステムコール)が失敗しました。

252

ジョブネット管理者の権限設定(setuidシステムコール)が失敗しました。

253

ジョブに指定されたディレクトリへの移動(chdirシステムコール)が失敗しました。

254

ジョブの起動(execvpシステムコール)が失敗しました。

255

ジョブの起動(forkシステムコール)が失敗しました。
旧バージョン互換(旧・標準)属性以外の場合、ジョブの終了コードが 256以上です。(注3)

256

ジョブが強制終了されました。

注1)
ジョブの実行中にバックアップを行い、その情報をリストアした場合、実行中だったジョブは終了コード239の異常終了となります。
注2)
旧バージョン互換(旧・標準)属性以外の時にジョブが存在しなかった場合は、ジョブの前回履歴シートにエラーメッセージが出力されます。
注3)
実際の終了コードが 256以上の場合は、ジョブの履歴表示ウィンドウで以下のように表示されます。

・・・ended code=255.(実際の終了コード)


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