Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第18章 出口情報 |
ジョブネットが異常終了または強制終了した場合に呼び出される出口プログラムについて説明します。
ジョブネットが異常終了または強制終了したとき、jobschexitex.bat、jobschexitex.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかれば呼び出されます。jobschexitex.batが見つかった場合、jobschexitex.exeが存在しても呼び出されません。
利用者がこれらの出口を利用して独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成してください。
ジョブネットが異常終了または強制終了したとき、jobschex.exitの出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。
利用者がこの出口を利用して、独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、ジョブスケジューラをインストールしたディレクトリのbinディレクトリに格納してください。
ジョブネット異常終了拡張出口は、ジョブネット異常終了出口と異なり、ジョブ実行制御属性のジョブネットが異常終了した場合、出口プログラムに渡される終了コードはジョブ実行制御から返された値となります。
argc : パラメタの数(20) |
一時ファイルには、ジョブネット内の個々のジョブについての情報が、以下のように格納されます。ジョブ名/終了コード/状態がジョブ1個分の情報です。
ジョブ名 |
上図の各情報について説明します。
ジョブ実行制御属性のジョブネットの場合、256以上になることもあります。
一時ファイルは、以下のディレクトリに作成されます。
一時ファイルは、ジョブスケジューラ側では削除しないので、出口プログラムで削除する必要があります。
出口が登録されていない場合は、一時ファイルは作成されません。
先行ジョブの終了コードによる後続ジョブの起動条件を指定している場合に、パス状態で終了したジョブは、以下のようになります。
Windows |
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris |
/opt/FJSVJOBSC/bin |
HP-UX |
/opt/FHPJOBSCH/bin |
AIX |
/usr/FAIXJOBSC/bin |
Linux/Linux for Itanium |
/opt/FJSVJOBSC/bin |
ジョブネット異常終了拡張出口のプログラム例を以下に示します。
/* ジョブネット異常終了時に、"KANRI”サーバに以下のメッセージを送信する
ジョブネット名(グループ名) is abended !! code = 終了コード*/ #include <stdio.h> #include <process.h> main(int argc, char *argv[]) { char cmdline[256]; sprintf(cmdline, "NET SEND KANRI %s(%s) is abended !! code = %s", argv[2], //ジョブネット名 argv[4], //グループ名 argv[5]); //終了コード system(cmdline); unlink(argv[9]); // temp ファイルを削除 exit(0); }
/* コンソールに、ジョブネットが異常終了したというメッセージが グループ名、ジョブネット名および終了コードと共に出力される、 ジョブネット異常終了拡張出口のプログラム例(Solaris版) */ #include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <unistd.h> #include <syslog.h> main(int argc, char **argv) { openlog("jobsch", LOG_CONS, LOG_USER); syslog(LOG_WARNING, "WARNING: jobnet abnormal end. project=%s, group_name=%s, net_name=%s, net_comment=%s, net_code=%s", argv[1], argv[4], argv[2], argv[3], argv[5]); closelog(); unlink(argv[9]); exit(0); }
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