Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第16章 Systemwalkerスクリプト> 16.3 デバッグで使用するコマンド

16.3.2 swotclsh(スクリプト実行コマンド)

作成したSystemwalkerスクリプトを単体で実行させることができます。スクリプトの事前動作確認のために使用します。

◆機能説明

Systemwalkerスクリプトを実行します。実行できるスクリプトは、Systemwalkerが提供するTcl/Tk標準機能の制御文、コマンドおよびSystemwalker拡張コマンドです。作成したスクリプトのデバッグをするために使用します。

◆記述形式

swotclsh scriptfileparameter1 parameter2 …

◆オプション

scriptfile
実行するスクリプトファイル名をフルパスで指定します。

Systemwalker Operation Managerで提供される拡張コマンドは実行可能ですが、Systemwalker Centric Managerで提供される拡張コマンドは実行できません。
parameter1 parameter2 …
scriptfileに渡す引数を指定します。

◆復帰値

復帰値は、実行するスクリプトファイルの記述で操作することが可能です。ただし、スクリプトが返してもよい復帰値は、0〜128までとします。

 0〜128:

実行スクリプトの結果コード

129〜255:

スクリプト実行コマンドによるエラー
返す値は、同時に標準エラー出力に出力されるエラーメッセージ(“swotclsh:”で始まるメッセージ)のIDと同じ値になります。

◆コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin

Solaris

/usr/bin

◆実行に必要な権限

なし

◆注意事項

実行するスクリプトファイルが原因でエラーが発生した場合は、ラベル等がなくスクリプトファイル名や行番号が明示されたメッセージが、標準エラー出力に出力されます。以下に出力エラーメッセージの例を示します。

◆実行環境による差異

OSやエディションによる差異はなし。

◆使用例

【Windows版】

スクリプトファイルc:\home\scripts\a.swt をテスト実行します。

swotclsh c:\home\scripts\a.swt

【UNIX版】

スクリプトファイル/home/scripts/a.swt をテスト実行します。

swotclsh /home/scripts/a.swt

◆実行結果/出力形式

a.swtの処理に依存します。

a.swtが、スクリプト内で標準出力/標準エラー出力に情報を書く処理をしている(puts stdout xxxxx, puts stderr xxxxx)場合は、出力結果が端末上に表示されます。


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