Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第15章 JCL(業務手続き言語) | > 15.3 ジョブステップに関する制御文 |
stepstart ジョブステップ名{ [,skip (cc{ <|= |> }code |
ジョブステップの開始を意味し、当該ジョブステップの終了コードにより、次に実行するジョブステップを指定することができます。
ジョブステップ名を指定します。
ジョブステップ名は最大16文字までの英数字で指定できます。
当該ジョブステップの終了コードにより、次に実行するジョブステップを指定します。指定した条件(cc{<|=|>}code)が成立すると、分岐先ジョブステップ({jobend|ジョブステップ名})で指定したジョブステップへ制御が移り、JCL上当該ジョブステップの次に位置するジョブステップは実行されません。
skip文は、32個まで同時に指定できます。
ccは、固定の文字列で当該ジョブステップの終了コードを示します。
codeには、終了コードの値を0〜256の整数で指定します。
ccがcodeより小さい値のときに終了させたい場合は“cc<code”、ccとcodeが同じ値のときに終了させたい場合は“cc=code”、ccがcodeより大きい値のときに終了させたい場合は“cc>code”という形式で指定します。
指定した条件が成立した場合、どのジョブステップに制御を移すかをステップ名または、固定の文字列“jobend”で指定します。
ジョブを終了させる場合、“jobend”を指定するか、または本指定を省略します。
当該ジョブステップよりも後ろに存在するステップ名以外を指定した場合は、エラーとなり、ジョブは実行されません。
指定したジョブステップに制御が移った後の制御は、通常どおり上から下へジョブステップを実行します。この際、codeの値は継承されます。
even、onlyまたは、everyのいずれかを指定します。
本オペランドを指定したジョブステップは、必ずジョブの最終ジョブステップとして指定します。
また、ジョブステップが1ステップのみの場合に指定された場合は、本オペランドは無視されます。
先行したジョブステップのどれかでアプリケーションエラーが発生した場合だけ、当該ジョブステップが実行されます。
先行したジョブステップの終了状態にかかわらず、当該ジョブステップは必ず実行されます。
ただし、先行ジョブステップ実行中に強制終了操作された場合やサービス/デーモンの停止依頼があった場合は、当該ジョブステップは実行されません。
ジョブの終了時に(正常終了、異常終了、強制終了のいずれの場合も)、当該ジョブステップは必ず実行されます。ただし、サービス/デーモンの停止時には、当該ジョブステップは呼び出されません。なお、当該ジョブステップの実行中は、強制終了を受け付けません。また、当該ジョブステップの実行中にサービス/デーモンの停止依頼があった場合、当該ジョブステップは中断します。
例外コードで異常終了した場合をアプリケーションエラーとしています。
当該ジョブステップ“step1”が、0より大きい値で終了した場合は、ジョブステップ“recovery”へ制御を移す場合の記述例を以下に示します。
stepstart step1,skip(cc>0,recovery) |
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