Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第15章 JCL(業務手続き言語)> 15.2 ジョブ全体に関する制御文

15.2.6 dprty文

■記述形式

dprty exec文に指定したプログラムの実行優先度

■機能説明

ジョブ実行優先を指定します。

■オペランド

◆exec文に指定したプログラムの実行優先

【Windows版】

exec文に指定したプログラムのスレッドの優先度を、0〜4の数値で指定します。

値が大きいほどスレッドの優先度が高くなります。

指定できる0〜4の値は、以下に示す意味を持ちます。

qsubコマンドで-dpオプションが指定された場合、-dpオプションで指定した実行優先度が有効になります。

指定値

優先順位クラス

スレッドの優先順位

4

NORMAL

HIGHEST

3

NORMAL

ABOVE_NORMAL

2

NORMAL

NORMAL

1

NORMAL

BELOW_NORMAL

0

NORMAL

LOWEST

【UNIX版】

exec文に指定したプログラムの実行優先度を、-20〜19の数値で指定します。

値が小さいほどCPU割当て順位が高いことを示します。

qsubコマンドで-dpオプションが指定された場合、-dpオプションで指定した実行優先度が有効になります。

本オペランドで指定できる値は、ナイス値に相当します。

“0”が標準の優先度であり、負の値は優先度を上げ、正の値は優先度を下げます。したがって、“-20”が最も優先度が高く、“19”が最も優先度が低い値となります。

■記述例

dprty 4

4:ジョブ実行優先度

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2007