Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
目次 索引 |
第15章 JCL(業務手続き言語) | > 15.2 ジョブ全体に関する制御文 |
jobstart [ジョブ名] [,prt(プリンタ名) [,op] [,oh] [,nop] ] |
ジョブの開始を意味する制御文であり、他のJCL制御文よりも先に記述しなければなりません。
ジョブの一括出力をするか否かの指定およびジョブ出力を保留するか否かを指定します。
ジョブ名を指定します。ジョブ名は、最大64文字まで指定できます。
qsubコマンドで-jオプションが指定された場合、-jオプションで指定したジョブ名が有効になります。
本オペランドを省略した場合で、qsubコマンドに-jオプションが指定されていない場合は、ジョブファイル名が有効になります。
JCLの標準出力、標準エラー出力およびジョブリストを出力するプリンタ名を指定します。opオペランド、ohオペランド、またはnopオペランドを指定する場合は、本オペランドが必須です。
また、本オペランドで指定したプリンタ名が、file制御文におけるprtオペランドの省略値として採用されます。このため、各file制御文においてプリンタ名を省略したい場合は、本オペランドを指定する必要があります。
指定するプリンタ名は、以下の条件を満たしている必要があります。
プリンタ名は本名の他にジョブ実行制御の[運用情報の定義]ウィンドウの[印刷形式]シートで定義した別名も指定することができます。【Windows版】
ジョブ一括出力時に、標準出力ファイル、標準エラー出力ファイルおよびジョブリストファイルを出力する場合に指定します。
ジョブ終了後、ジョブ出力を保留状態とします。本オペランドを指定しない場合は、ジョブ終了後、自動的に出力依頼が行われ、ジョブは削除されます。
ジョブ出力がある場合(JCLで、prtオペランドの指定がある場合)、ジョブ出力完了後、ジョブを削除せずに、出力保留ジョブとしてSystemwalker Operation Managerを導入しているサーバ内に保存します。
保存されたジョブは、クライアント画面または、サーバ上のコマンドにおいて「保留解除」の操作をすることにより、再出力することができます。再出力後もジョブはSystemwalker Operation Managerを導入しているサーバ内に保存されます。
本オプションの指定によりSystemwalker Operation Managerを導入しているサーバ内に保存されたジョブは、削除操作しない限りSystemwalker Operation Managerを導入しているサーバから削除されません。不要になったジョブは、クライアント画面または、サーバ上のコマンドにおいて「ジョブ削除」を行ってください。
joblstオペランドで(1)を指定するとジョブリストが出力されます。joblstオペランドで(0)を指定した場合および、joblstオペランドを省略した場合は、ジョブリストは出力されません。
ジョブリストファイルは、標準出力ファイルと同じパスに、以下の名前で作成されます。
…\ジョブ名.lジョブ番号 |
ジョブリストには以下の情報が出力されます。
ジョブリストの出力例を以下に示します。
MJS800I MJSRJOB JOB CONTROL START 10/14.11:11: 1 |
ジョブ名が“updatejob”、出力先が“printer1”で標準出力/標準エラーを出力する指定、その出力はジョブが終了しても即時印刷せずに出力保留状態とし、さらに保留を解除して印刷をしてもジョブをパージせずに再び出力保留状態とする、また、ジョブリストを出力させる指定の場合の記述例を以下に示します。
jobstart updatejob,prt(printer1),op,oh,nop,joblst(1) |
目次 索引 |