Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第11章 ユーティリティコマンド【Windows版】 |
ファイルの有無の確認、およびファイルの作成/更新/削除を待つためのコマンドです。
chkfile [-wait|-delete] {ドライブ:ファイル名|-file:ドライブ:リストファイル名 [-AND|-OR]} |
ファイルが存在しない場合、作成されるまで待つことを指定します。
本パラメタは、小文字で指定してください。
ファイルが削除されるまで待つことを指定します。
本パラメタは、小文字で指定してください。
対象とするファイル名を、ドライブからフルパスで指定します。
-waitオペランド、-updateオペランドおよび-deleteオペランドの指定がない場合には、有無を確認するファイル名を指定します。
対象とするファイルを定義したファイル名を指定します。
-waitオペランド、-updateオペランドおよび-deleteオペランドの指定がない場合には、有無を確認するドライブ:ファイル名を記述したファイル名を指定します。
なお、対象とするファイルを定義したファイルには、複数のファイル名を記述することができます。
-fileオペランドでリストファイル名を指定した場合に、リストファイル中のすべてのファイルを対象にするか、任意の1ファイルを対象にするかを指定します。
省略するとリストファイル中のすべてファイルが対象となります。-wait、-updateおよび-deleteの各オペランドにおける動作を以下に示します。
-wait オペランドの場合:
-AND |
リストファイル中のすべてのファイルが作成されるまで待ちます。すべてのファイルが既に存在する場合には、即復帰します。 |
-OR |
リストファイル中のどれか1つのファイルが作成されるまで待ちます。ファイルが既に1つでも存在する場合には、即復帰します。 |
-update オペランドの場合:
-AND |
リストファイル中のすべてのファイルが更新されるまで待ちます。 |
-OR |
リストファイル中のどれか1つのファイルが更新されるまで待ちます。 |
-delete オペランドの場合:
-AND |
リストファイル中のすべてのファイルが削除されるまで待ちます。ファイルが1つも存在しない場合には、復帰値1で異常終了します。 |
-OR |
リストファイル中のどれか1つのファイルが削除されるまで待ちます。ファイルが既に1つでも存在しない場合には、即復帰します。 |
ファイルが存在しない場合、作成されるまで待つことを指定します。
ファイルが存在した場合は、更新されるまで待つことを指定します。
本パラメタは、小文字で指定してください。
ファイルが更新されたと判断する基準の年月日を指定します。
例えば、2002年3月5日の場合、-d:20020305と指定します。
本パラメタは、小文字で指定してください。
省略された場合は、現在の年月日以降となります。
ファイルが更新されたと判断する基準の時分を指定します。
例えば、13時35分の場合、-t:1335と指定します。
本パラメタは、小文字で指定してください。
省略された場合は、現在の時刻以降となります。
復帰値 |
意味 |
0 |
ファイルが存在しました。または、ファイルが作成/更新/削除されました。 |
1 |
ファイルが存在しません。 |
10 |
内部エラーが発生しました。 |
2002年3月5日13時30分以降にd:\temp\fileが更新されれば正常終了します。
chkfile -update -d:20020305 -t:1330 d:\temp\file |
2002年3月5日13時30分以降にd:\temp\list_file内に記述されているすべてのファイル(c:\a.txt, d:\b.txt, d:\c.txt)が更新されれば正常終了します。
chkfile -update -d:20020305 -t:1330 -file:d:\temp\list_file -AND |
c:\a.txt d:\b.txt d:\c.txt |
ジョブとして登録する
ファイル作成/更新/削除を契機としてジョブネットを自動起動させる場合、chkfileコマンドをジョブとしてスケジュールします。ジョブネット内の先頭ジョブとして登録することにより、ファイル作成/更新/削除を待ち合わせて後続の処理を行うことができます。
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