Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第10章 業務連携コマンド【UNIX版】> 10.1 サーバ業務連携コマンド

10.1.1 execasvr アプリケーション起動コマンド

■記述形式

execasvr [/un:UserName] [/rc:nn /ri:nnnn]
     /ae:ExecuteAppli AppliParam

■機能説明

サーバにインストールされている任意のアプリケーションを起動します。起動アプリケーションは、バックグラウンドで動作し、画面には表示されません。また、起動したアプリケーションは、終了の待ち合わせは行いません。

■パラメタ

◆/un:UserName

指定したアプリケーションをどのユーザの権限で起動するかを指定します。

UserNameが半角英数字20文字以内になるように指定してください。

「-」、「_」以外の特殊文字および空白文字は使用できません。

本パラメタを省略した場合は、コマンド起動時のユーザの権限でアプリケーションは起動されます。

◆/rc:nn

アプリケーションの起動でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。

nnに0〜99の整数を指定します。それ以外の値を設定すると、エラーになります。省略した場合はリトライを行いません。

◆/ri:nnnn

エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。

nnnnに0〜9999の整数を秒単位で指定します。それ以外の値を設定すると、エラーになります。省略値は0です。

本パラメタは、/rcパラメタで1以上を指定した場合に有効となります。

◆/ae:ExecuteAppli

起動アプリケーション名を絶対パス名で指定します。ExecuteAppliに、アプリケーション名を指定します。起動アプリケーション名に空白文字がある場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲んでください。ExecuteAppliに指定できる文字数はAppliParamを含めて511文字までです。

AppliParam

ExecuteAppliで指定したアプリケーションに対するパラメタを指定します。パラメタを複数指定する場合は、それぞれの間に空白文字を入れてください。各パラメタに空白文字を含む場合は、その両端をダブルクォーテーション「”」で囲んでください。

■復帰値

復帰値

意 味

0

正常終了

0以外

異常終了

■コマンド格納場所

Solaris

/opt/FJSVsnjss/bin

HP-UX

/opt/FHPsnjss/bin

AIX

/opt/FAIXsnjss/bin

Linux /Linux for Itanium

/opt/FJSVsnjss/bin

■記述例

“/usr/local/bin/test”を“test.txt”のパラメタ付きで起動します。

execasvr /ae:/usr/local/bin/test test.txt

■処理結果

コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。

出力される内容を以下に示します。

[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS
[起動アプリケーション] 起動アプリケーション名
[リトライ回数] リトライ回数
[発生したエラー] エラーメッセージ
[処理終了日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS

[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。

アプリケーション起動を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。

[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS
[コマンドエラー] エラーメッセージ
[処理終了日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS

メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。

■使用上の注意


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