Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第7章 ジョブ実行制御コマンド

7.6 qjalter ジョブの属性変更コマンド

■記述形式

qjalter [-sys サブシステム番号] -dp dispatch-priority job
qjalter [-sys サブシステム番号] -p priority job
qjalter [-sys サブシステム番号] -dp dispatch-priority -p priority job
             (注)


注)
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。

■機能説明

qjalterは、ジョブの属性を変更するコマンドです。

以下の属性を変更することができます。

■オプション

[EE/GEE]
◆-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

◆-dp dispatch-priority

【Windows版】

ジョブから起動されるプログラムのスレッドの優先順位を0〜4の整数で指定します。値が大きいほどスレッドの優先順位が高くなります。本オプションは、run状態、またはoph状態のジョブに使用することはできません。

【UNIX版】

ジョブから起動されるプロセスの実行優先度を-20〜19の整数で指定します。実行優先度は実行時のCPU割当て順位を表し、19が最も低く、-20が最も高くなります。本オプションは、run状態、またはoph状態のジョブに使用することはできません。

◆-p priority

ジョブのキュー内の優先順位を0〜63の整数で指定します。優先順位は0が最も低く、63が最も高くなります。本オプションは、run状態、またはoph状態のジョブに使用することはできません。

■オペランド

job

属性を変更するジョブを指定します。

ジョブは以下の形式で指定します。

job-name(jobno.hostname)


job-nameは、ジョブ投入時に指定するジョブ名です。

jobnoは、ジョブ実行制御が割り当てるジョブ受付けの番号です。

hostnameは、ジョブを投入したホスト名です。hostnameが省略された場合、自ホスト名が指定されたものとみなします。

jobno.hostnameは、同一ジョブ名のジョブが複数個存在しない場合は、省略可能です。

ジョブ名にワイルドカードは指定できません。

ジョブを以下のように指定した場合は、正常となります。

以下のように指定した場合は、エラーとなります。

■復帰値

復帰値

意 味

0

コマンド処理が正常に終了しました。

0以外

コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Linux for Itanium

/usr/lib/mjes

■実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。


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